お元気ですか?

●宮田満一押、LINK-J Conference -創薬のフロンティア2025 -2025 25年6月30日
抗体エンジニアリング技術、角膜再生医療、多重特異性抗体の展開、RNA合成生物学、ヒト由来腸内細菌製剤開発など注目のトピックを取り上げ、最先端のモダリティの動向を把握できます。中外製薬株式会社の抗体医薬をリードした井川智之氏の特別講演に注目です。
https://www.link-j.org/event/article-46564.html

どうやら新薬開発潮流の急変を気付くのに遅きに失したかも知れません。最先端の国際共同治験の担当者はその変化を確実に感じ取っておりました。2012年より、国立がん研究センター東病院に早期・探索臨床研究センターを設立、少なくとも抗がん剤新薬のファースト・イン・マン(FIM)治験で世界をリード、我が国の国際共同治験の窓口を担っていた大津敦がん研究会研究本部本部長が先週の金曜日に行った講演から、変化の兆しを強く感じ取ったのです。時代は個別化医療から離れつつありました。

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皆さん、お元気ですか? 今年も大変お世話になりました。本日、今年最後のコラムをお届けいたします。1月8日に2025年のバイオ展望をまとめたコラムで、新年の配信を開始したいと思います。皆さんも是非、良い年をお迎え願います。

●LINK-J一押イベント 1月17日 12時から13時 無料ZOOM
歯を生え薬開発のベンチャー企業、トレジェムバイオファーマの喜早社長をお招きして、革新的な医薬品の可能性について議論します。実は同社はWnt/βカテニン系のシグナル伝達調節抗体のライブラリー開発も行っています。皆さんの質疑にも時間内に全部お答えしたいと願っております。奮って下記よりご登録願います。
https://www.link-j.org/event/article-44875.html

まったく驚き、深く落胆、今でも遣り切れぬ思いです。
2024年12月5日、第一三共常務執行役員研究開発本部長 兼 研究統括部長我妻利紀さんが急逝しました。「エンハーツ」(トラスツズマブ デルクステカン、遺伝子組換え)を始めとした一群の抗体薬剤複合体(ADC)の開発で、今年の夏には時価総額10兆円を突破、我が国の製薬企業の時価総額ランキングのトップに第一三共は躍り出ました。我妻さんは低分子治療薬が主流だった同社を一挙にバイオ企業へ、そして抗がん剤開発企業へと変貌させた舵取りでした。エンハーツは第一製薬と三共が合併したごたごたをまとめ、幸せな結婚を成就させる機縁ともなったのです。しかも、ビッグファーマ2社にライセンスしたADCに続く、ADCが成功すれば第一三共がグローバル企業へと成長するチャンスすらあります。今まで一方的に米国に押し切られていたバイオ医薬の開発で、我妻さん達の努力で我が国の企業が反撃の狼煙を上げたのです。直後に関係者に取材すると皆茫然としており、その貢献の大きさに関して口を揃えるのです。本当はエンハーツの開発物語はご存命中を脱稿したかったのですが、次々と後継ADCの開発が進むため、取材継続中です。目を閉じると他人を逸らさぬ我妻さんの笑みが浮かびます。ここに我妻さんの開発人生を綴る記事を記し、冥福を祈らせていただきます。

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皆さん、お元気ですか?

●宮田 満のバイオ・アメイジング~2024年5月30日(木)15:00~16:00
「多角的アプローチによる精神疾患のゲノミクス研究―確固たる遺伝子の発見、モデル動物の解析、 ゲノムの「バタフライ・エフェクト」の発見―」理化学研究所 脳神経科学研究センター 分子精神病理研究チーム髙田篤チーム・リーダーを招き、精神疾患、中でも自閉症の多角的なオミックス研究の最前線を議論いたします。
ゲノムのバタフライ・エフェクトとは何なのか?
無料リモート・セミナーにご登録願います。前回のセミナーは満員で締め切りました!!
https://www.jba.or.jp/event/post_146/

●宮田満のLINK-J 一押イベント 2024年5月14日(火) 14:00~18:00
「LINK-J Conference~R&D × Investment ~」、会場でお会いいたしましょう。
国内大手6社の研究開発責任者がプレゼン、尚且つ、リアルの交流会もあります。バイオ・ベンチャーには見過ごすことができない集まりです。
https://www.link-j.org/event/post-7990.html

まず前回の主な抗体薬物複合体(ADC)の提携・買収のロー・データで、エーザイが同社のADC、MORAb-202を米BMSに導出・共同販売で提携した件を失念しておりました。エーザイは第一三共と並び、我が国でADCを自社開発している企業であり、今後もその動静を注目しなくてはなりません。2019年3月、第一三共が同社の第二世代ADCの基幹商品である「エンハーツ」を英AstraZenca社と共同開発提携を結んだことが、ADCラッシュを発火させる原因となりました。そして今までに、公表値だけで最大合計1150億ドル、未公表も含めると1300億ドル、1ドル154円で換算すると実に20兆円もの資金が投入される可能性のある巨額投資が成されたのです。そして巨大な第二世代のADCラッシュは、創薬の道筋そのものを大きく変えつつあるのです。製薬産業に与えるインパクトを分析します。

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