新Mmの憂鬱、Pfizer社が一番乗りを目指す新型コロナ・ワクチンの真実
皆さん、お元気ですか?
11月6日から7日、横浜パシフィコ+バーチャルで、第7回日経・FT感染症会議(今年から名称変更)を開催しました。朝7時から夜6時の会議を二日間続け、ステートメント作成のため遅くまで作業しており、ボロボロです。モデレーターを8つのセッションでやったことはやりすぎだと反省しております。政府の分科会の議長である尾身茂独立行政法人地域医療機能推進機構理事長の下、我が国の専門家と一緒に、我が国の新型コロナウイルスの現時点までの対策を総点検しました。結構機微に触れるところも多かったのですが、何とかぎりぎりまで皆さんにお伝えしたいと思います。但し、Pfizer社の新型コロナ・ワクチンのP3成功とアルツハイマー病治療用抗体医薬、adcanumabの米国食品医薬品局の諮問委員会による非推奨というニュースが飛び込んできましたので、来週、お伝えしたいと思います。是非ご了承願います。
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Q&A(よくあるご質問)
昨日(2020年11月9日)の夜、米Pfizer社とドイツBioNTech社が共同開発していた新型コロナウイルスに対するmRNAワクチンBNT162b2の有効性をPfizer社のAlbert Bourla最高経営責任者が躍るがごときプレスリリースで発表しました。この文面を信じる限り、米国食品医薬品局(FDA)の新型コロナウイルスの緊急使用用ガイダンスが求める3つの条件を満たすデータが、来週末には集まり、再来週にも欧米での緊急使用の申請を同時に行う可能性が出てきました。まさに、新型コロナ・ワクチンの一番乗りの名乗りを上げる寸前です。でも、本当にこれで全世界を覆うパンデミックを終息させる解決策となり、世界経済はVの字回復するのでしょうか?
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