新Mmの憂鬱、ここが変だぞ、緊急事態宣言、鍵を握る下水道のスクリーニング

リーガエスパニョーラも佳境に入って参りました。メッシ選手とクリーズマン選手が、第19節グラナダ戦でそれぞれ2点のゴールを叩き込み3連勝を決めました。メッシは単独得点ランキングでトップに驚出ました。親友であるアトレチコ・マドリードのスアレス選手に2点差をつけたのです。アトレチコの試合は、スペインを襲っている猛吹雪のため、対戦相手のビルバオを選手の到着が遅れ、試合が流れるという異常事態になっております。日本列島も冷え込んできました。皆さんもお気をつけ願います。

2020年1月7日、2度目の新型コロナウイルスの流行に対する非常事態宣言を、我が国政府は首都圏の4都道府県に発出いたしました。しかし、都心の人出は4月の第一回目の非常事態宣言の時より減少していません。経済と流行阻止を秤にかけた中途半端なメッセージが国民の緊張感の弛緩と相まって有効な感染阻止対策になっていないのです。このままリップサービスや特措法改正による罰則で感染を制御できると考えるのは、少し甘いのではないでしょうか?今回の感染爆発を抑えには、無症状者の洗い出しが必要であると考えます。モグラたたきのように濃厚接触者を洗い出すコンタクト・トレースだけでは、もはや感染増加を阻止し得ない状況です。問題はどうやって感染源になっている無症候者の洗い出しを効率よく行うかです。厚労省は来年春にも、地域を定めて住民の全数PCRを行うと発表しましたが、これは疫学調査としては意味があるでしょうが、手間暇コストの割には感染抑止にはあまり役に立たいと考えています。今、私達がやらなくてはならないのは患者発生の数日前に新型コロナウイルスの発生を、その地域や建物で検出できる下水のPCR検査であると思います。既にフランスのMarseilleではベンチャー企業がサービスを開始、老人養護施設のクラスター抑止に貢献しています。我が国でも、少なくとも非常事態宣言の対象となる首都圏や関西圏など感染多発地域で下水道検査を検討しなくてはなりません。

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