新Mmの憂鬱、ノーベル賞の敗戦、ゲノム編集で特許無効審決、が日本はモヤモヤのまま

皆さん、お元気ですか?

再生医療や遺伝子治療で不可欠な真核細胞のゲノム編集でノーベル賞受賞者Jennifer Doudna教授の所属する米California大学Berkeley校が一敗地にまみれました。米国特許商標局がゲノム編集特許紛争(インターフェアレンス:106115号)に関して、2022年2月28日、最初に真核生物でゲノム編集に成功したの米Broad Institute(BI:米Harvard大学と米Massachusetts Institute of Technology:MITの共同施設)と審決し、UCBの特許:US10266850を無効と宣言したのです。米国ではBIの特許US8,697,359であるCRISPR-Cas9による真核生物のゲノム編集が成立、強力な権利を確保したのです。まだ、UCBが上訴する可能性はありますが、今回は完敗に近く、この審決をひっくり返すことは容易ではありません。日米のゲノム編集実用化にどんな影響を与えるのか?ゲノム編集特許の専門家であるセントクレスト国際特許事務所橋本一憲代表社員に伺いました。一言で言えば米国はある程度スッキリ、日本はこの審決にも関わらずモヤモヤした状況で、日本での商品化にはUCBとBIの特許の双璧がそそり立ったままの状況でした。

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