新Mmの憂鬱、世界初の標的たんぱく質分解薬(PROTAC)の商品化が2026年6月に迫った

お元気ですか?

●宮田満一押しLINK-Jセミナー 2025年8月29日 RNA標的低分子化合物開発
第15回次世代モダリティセミナー
大阪大学 産業科学研究所 核酸標的低分子創薬研究分野 特任教授 中谷 和彦 氏、株式会社Veritas In Silico 代表取締役社長 中村 慎吾 氏、中外製薬株式会社 メディカルアフェアーズ本部 スペシャリティメディカルサイエンス部 川田 洋充 氏、国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)創薬事業部長日下部 哲也 氏が登場、RNA標的創薬の可能性を議論します。
https://www.link-j.org/event/article-47323.html

日経バイオテク久保田編集長はPROteolysis TArgeting Chimera (PROTAC、標的たんぱく質分解薬)推しでしたが、私には中々信じられなかったのです。イランのミサイル攻撃を受けたイスラエルの研究機関に20世紀末の平和な時代に取材をしたことがあり、そこですでにPROTACの開発が着手されていたためです。何か問題があって30年以上も開発が難渋しており、この創薬概念は駄目なのかと思い詰めていたのです。しかし、私の不明を恥じる時がやってきました。2025年8月8日、米Arvinas社が米Pfizer社と共同開発中のPROTAC、vepdegestrantの製造販売申請を、米国食品医薬品局が受理したと発表したのです。2026年6月5日までにその成否の通知が行われます。

ここからは申し訳ありませんが有料で全文をお楽しみ願います。

会員登録はこちらから