新Mmの憂鬱、AI創薬で22化合物以上が治験入り、数えるのも空しくなる新薬開発への急速なAIの浸透

お元気ですか?

●宮田 満のバイオ・アメイジング~25年11月10日15時から1時間、無料リモート/ 「難治性がんに挑む!すい管腺がんの弱点の発見と新規治療法の開発」
ショウジョウバエで挑む、抗がん剤の開発。予想外に実用化に貢献しています。新薬開発に興味のある方、必見です。まだお申込みいただけます。下記よりお急ぎ願います。
https://www.jba.or.jp/event/miyata251110/

●Miyaman’s Venture Talk vol.14『宮田 満 氏と福田 恵一氏で、 いよいよ始まるiPS細胞の商業化を縦横無尽に語り尽くす』 2025年12月11日12時~13時
iPS細胞の商業化の胎動が聞こえてきます。その先頭を走るHeartseed社の福田社長をお招きして、その現状と突破すべき課題を議論します。リモートセミナー(参加無料)。是非、ご参集願います。
https://www.link-j.org/event/article-49449.html

AI創薬でどんな新薬も開発できるという誤解が広まっています。確かに、標的の発見から治験化合物の創製までend to endのAI創薬の賜物である2製剤がフェーズ2治験で薬効を今年示し、その有効性を示すことに成功したのです。しかし、決して万能ではありません。AI創薬によって創製された化合物で現在治験入りした製剤のリストを、多種のAIの助けとClinicalTrial.govの助けを借りて精査いたしました。その数実に22製品、その内10製剤はend to endのAI創薬であり、創薬標的の発見にもAIが貢献できる証拠となりました。しかし、ヒットを治験化合物まで仕上げるプロセスにはすでに多種のAIが現場で活用されており、今回のリストではAIで創薬しましたと声高に主張している製剤だけがリストアップされたと考えています。標的や化学合成法、そして治験対象患者集団の新規同定は遅れていますが、それ以外のプロセスにはAI創薬が急速に浸透、来年には当たり前になっていると確信しています。ただ、「自閉症スペクトラムの新しい治療薬を創製して」とAIに打ち込み、化合物が出てくるまでにはもう10年は必要でしょう。

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