皆さん、お元気ですか?
芸人のさんまさんが思わずテレビで「オリンピックどころじゃない」と口走ったメッシュ選手のバルセロナ退団、そしてパリ・サンジェルマン(PSG)加入が正式に決まりました。背番号は30番。年俸を半減しても、バルセロナの経営悪化による傘下の選手の年某総額のキャップにより、メッシュ選手の契約更改を許さなかったのです。欧州サッカー協会との分離独立騒動など政治的な背景もあったようです。アラブの石油富豪がオーナーであるPSGは財政的な問題はありませんが、果たしてメッシ選手は幸せなのか?確かに、かつてスアレス選手とメッシ選手に加えて黄金トリオを形成したネイマール選手がPSGでは待っています。更には強敵であったレアル・マドリードの不動のセンター・フォワードであったセルヒオ・ラモスもPGSにはいます。世界最速のフォワード、エムバペ選手とメッシュ選手、ネイマール選手の新黄金トリオも見てみたい気がしますが、世界から才能だけをかき集めたチームは我が国の巨人軍のような虚ろさも感じます。ジュニア選手の育成からトップ・チームまで、一貫した哲学やスタイルをもって磨き上げてきたバルセロナや他のチームとは、一味も二味も違います。確かに強く、PSGはチャンピョンズ・リーグを勝利するでしょうが、下手をするとスタイルの無いチームに堕してしまうリスクがあります。なにか、もったいない気持ちで一杯です。
我が世を謳歌する抗体医薬ですが、実は大きな弱点があります。抗体は親水性であるため細胞膜を通過することができず、細胞表面に露出している抗原にのみ薬効を発揮することです。細胞にもよりますが、平均3000種類の蛋白質が存在していると推定されています。はっきりした数字はありませんが、膜蛋白質はせいぜい10%から20%程度ではないでしょうか?そう考えると、もし細胞質内の蛋白質を標的にすることができれば、10倍以上の治療標的に対する抗体医薬の開発の可能性があるのです。京都大学化学研究所のグループが抗体医薬を細胞質内に高効率で送達するシステムの開発に成功、実際、細胞質内で抗原抗体反応を実現することに成功しました。これはひょっとすると、抗体医薬の更なる成長を促す技術突破かもしれません。今回のメールで紹介させていただきます。
日本列島を酷暑が襲っています。新Mmの憂鬱も、13日金曜日は日も悪いですし、夏休みとさせていただきます。次回は2021年8月18日配信です。