皆さん、お元気ですか?
最近、YouTuberとして露出し始めました。2021年10月1日に富山市で開催された「くすりのシリコンバレーTOYAMA創造コンソーシアム産学官連携シンポジウム2021」の動画が本日公開されました。本日のテーマである第二世代のmRNAワクチンの発表もご覧いただけます。私の登場は残り60分ですので、少し飛ばしてご覧願います。
https://bit.ly/3IivNGU

12月13日月曜日午後3時から1時間、竹山春子先生(内閣府ムーンショット型農林水産研究開発事業「土壌微生物叢アトラスに基づいた環境制御による循環型協生農業プラットフォーム構築」PM)と「ムーンショット型研究開発制度が目指す破壊的イノベーションと循環型協生農業プラットフォーム」に関してLIVE討議いたします。12月10日12:00申し込み締め切りです。下記からご登録願います。
https://www.jba.or.jp/jba/seminar/se_02/post_265.php

さて、本日は新型コロナワクチンの実用化で一躍定着したmRNAワクチンですが、既に第三世代が登場、治験が始まったことを報告します。米Moderna社は1回100μgmRNAの投与量でしたが、副反応を忖度して半量、50μgの治験を行っていました。米Pfizer社・独BioNTech社は30μgでした。しかし、全世界に供給する量を工業生産することは容易ではありません。そしてオミクロン変異の登場です。各社とも100日以内に提供できると宣言していますが、やはり投与量がネックになって、我が国への供給も遅れ、当初は2回接種完了後6か月後に投与が8か月に変わり、そしてもう一度6か月になるという現場に大混乱を招いています。既に、世界中のCMOがmRNAの生産ラインを増強することに殺到していますが、予断を許さない状況です。その量的壁(同時に時間の壁でもあります)を突破する第二世代、加えて更に安全性を考慮した第三世代のmRNAワクチンが我が国で治験入りしました。今回の技術突破はmRNA医薬はワクチン以外にもすそ野を急速に広げる可能性があるのです。

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皆さん、お元気ですか?
自民党の新総裁に岸田氏が選出されました。第1回投票で1票差という見事な僅差で、下馬評の高かった河野氏を破り、決戦投票では257票:170票と差を広げて、圧勝しました。まったく、勝ち馬に乗る自民党総裁選を絵に描いたような結果となりました。岸田氏の最大の勝因は、長老支配を打破するため、党幹部の任期を1年、3期連続までと宣言、鮮烈な立候補に成功したことです。他の候補は立候補まで時間をかけたことも敗因となりました。国会により岸田新首相が選出され、次の衆議院選挙で自民・公明連立政権が成立することが濃厚になりました。私の期待は、総裁選での公約で景気対策・新型コロナ対策が打ち上げられ、令和3年度の補正予算が来年2月には成立することが確実であることです。これにより、我が国のバイオ産業に追い風が吹くと考えています。ところが、どうも我が国の新型コロナ国産ワクチンを開発している担当者に取材すると、皆さん、口をそろえて我が国政府の動きの遅さを訴えるのです。スポーツ用具メーカーの宣伝文句ではありませんが、Just Do it! 新首相に国民が心から望む一言です。

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