お元気ですか?

夏季休暇はいかがでしたか?京都は存外観光客が少なかった印象を持ちました。不況の影が差してきたのでしょうか?

●宮田満一押しLINK-Jセミナー 2025年8月29日 RNA標的低分子化合物開発
第15回次世代モダリティセミナー
大阪大学 産業科学研究所 核酸標的低分子創薬研究分野 特任教授 中谷 和彦 氏、株式会社Veritas In Silico 代表取締役社長 中村 慎吾 氏、中外製薬株式会社 メディカルアフェアーズ本部 スペシャリティメディカルサイエンス部 川田 洋充 氏、国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)創薬事業部長日下部 哲也 氏が登場、RNA標的創薬の可能性を議論します。
https://www.link-j.org/event/article-47323.html

腸内細菌製剤のパイオニアであった米Vedanta Biosicencs社が今月、全社員の約20%のレイオフをSNSで発表しました。同社のフラッグシップ製剤であるVE202が潰瘍性大腸炎を対象として治験フェーズ2で有効性を示すことに失敗したためです。しかし、一方でわが国の国立がん研究センターのグループは、がん患者の免疫賦活によって免疫チェックポイント阻害剤の有効性を向上させる腸内細菌(単一株)をNature誌に発表しました。腸内細菌製剤やカクテルからまず単一菌製剤に向かうことが明白になったと考えています。便移植からカクテル製剤までの道のりは尚遠しです。

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ヤクルト1000が、日経トレンディ「2022年ヒット商品ベスト30 」で第一位に輝くなど、今年も腸内細菌やヒトの常在菌による健康食品は根強い人気を誇っています。バイオ医薬の開発でも、2015年、米Vedanta Biosciencess社が、腸内細菌叢から分離した菌のカクテル製剤VE202を炎症性腸疾患の治療薬として米Janssen Biotech社に総額2億4100万ドル+売り上げロイヤルティで技術導出、腸内細菌創薬にゴールド・ラッシュを引き起こしたことを思い出します。しかし、あれから7年、どうやら腸内細菌カクテル創薬は少なくとも自己免疫疾患治療薬としての勢いを失いつつあります。多薬剤耐性Clostridioides difficile (CDI)を生態学的に除去する腸内細菌カクテルにはまだ実用化の望みが残っているものの、この低迷を打破する出口は、免疫チェックポイント阻害剤との併用にわずかにのみ残されているのでしょうか。

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皆さん、お元気ですか?
まずはお知らせです。いよいよペプチドリームの舛屋副社長とのガチンコ対談(9月8日午前12時から午後1時:無料LIVE)が迫って参りました。今回は打ち合わせ無しでぶつかります。テーマはペプチドリームの第二の創業の成否です。是非、ご期待願います。900人に迫っています。最後のチャンスです。明日朝11時50分までに下記よりお申込み下さい。1000人突破を目指しています。
https://www.link-j.org/event/post-4900.html

歯周病は隠れた国民病です。厚労省の患者調査(2017年)によれば歯肉炎及び歯周疾患、つまり歯周病の患者数は、398万3,000人。今後、高齢化が進めば進むほど、歯周病による健康被害が注目されると考えています。この歯周病を、腸内細菌叢を整えて治療できる可能性を、福岡歯科大学のグループが2022年9月7日、Cell Report誌に発表しました。どうやら歯周病は口腔内の病気に止まらず、腸管免疫の疾患として考える必要が出てきたのです。多分、今後、多様な病気の原因が腸管免疫によることが明らかになるとさえ、思っています。

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