お元気ですか?

●宮田満のバイオ・アメージング 2025年7月30日15時から16時
触媒医療とは何か?従来の薬とは異なり、がん細胞のエピジェネティクスに変化を与えて抗がん効果を発揮する触媒を開発した東京大学大学院 薬学系研究科 有機合成化学教室金井求教授をお招きし、新創薬概念を皆さんと議論します。下記より無料ZOOMセミナーにご登録願います。
https://www.jba.or.jp/event/miyata250730/

●宮田満一押しLINK-Jセミナー 2025年8月29日 RNA標的低分子化合物開発
第15回次世代モダリティセミナー
大阪大学 産業科学研究所 核酸標的低分子創薬研究分野 特任教授 中谷 和彦 氏、株式会社Veritas In Silico 代表取締役社長 中村 慎吾 氏、中外製薬株式会社 メディカルアフェアーズ本部 スペシャリティメディカルサイエンス部 川田 洋充 氏、国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)創薬事業部長日下部 哲也 氏が登場、RNA標的創薬の可能性を議論します。
https://www.link-j.org/event/article-47323.html

「小野薬品との提携を成就するまでには相当な努力が必要だった」(富士晃嗣代表取締役CEO/COO)
2025年3月31日に小野薬品と中枢神経疾患のmRNA標的薬開発で提携したリボルナバイオサイエンスの創業者は事業開発の苦労を語りました。リボルナは武田薬品工業から富士CEO/COOがカーブアウトしたベンチャー企業。しかし、起業までにはまさに山あり谷あり。今回は2回に分けて、Spin-outerである富士CEO/COOの創業とその後の成長の軌跡を辿ります。ひょうひょうとして温かい富士CEO/COOに秘められた歴史です

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皆さん、お元気ですか?

●宮田満のLINK-J 一押イベント 2024年7月4日(水) 12:00~13:00
Miyaman’s Venture Talk vol.9『宮田 満 氏と羽藤 晋 氏でiPS細胞による再生医療の本格実用化を縦横無尽に語る。』
iPS細胞による再生医療の最先端を走るセル―ジョンの羽藤社長と現実化しつつあるiPS細胞再生医療の現状と課題を議論します。皆さんからの質問にも時間内に全てお答えしたいと考えております。どうぞ下記よりご登録(無料)下さい。
https://www.link-j.org/event/post-8207.html

前回のメールでは日本に1000人しかいない希少疾患に対するsiRNA製剤が適応拡大によってブロック・バスターの道をたどりつつある状況を説明しました。しかし状況は更に進んでいます。たった一人しか患者(N of 1)がいないウルトラ希少疾患の開発に既に5製品も米国では成功しているのです。その経験を結実させて、2021年1月に米国食品医薬品局(FDA)がN-of-1のアンチセンス核酸医薬の開発のガイダンスを発表したのです。規制の透明化が患者をさらに救うことになります。我が国の政府は「誰一人DXで取り残さない」といううたい文句を掲げていますが、今治療法が無く苦しんでいる患者を取り残さないとはまだ、腹を括っていないのです。我が国でも早急に検討いただきたいと願います。

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●宮田満のLINK-J 一押イベント 2024年7月4日(水) 12:00~13:00
Miyaman’s Venture Talk vol.9『宮田 満 氏と羽藤 晋 氏でiPS細胞による再生医療の本格実用化を縦横無尽に語る。』
iPS細胞による再生医療の最先端を走るセル―ジョンの羽藤社長と現実化しつつあるiPS細胞再生医療の現状と課題を議論します。皆さんからの質問にも時間内に全てお答えしたいと考えております。どうぞ下記よりご登録(無料)下さい。
https://www.link-j.org/event/post-8207.html

米Alnylam社がブロック・バスターとなる契機を掴みました。同社が当初、トランスサイレチン型家族性アミロイドポリニューロパチー(FAP)という希少神経疾患の治療薬として、アルナイラム・ジャパンが我が国でも「アムヴトラ」(ブトリシランナトリウム、Vutrisiran Sodium)として、2022年11月21日から販売しています。そのアムヴトラの適応拡大に成功するフェーズ3治験のデータを、2024年6月24日に発表したのです。米国のメディアは30億ドル以上のブロック・バスターに成長すると囃し立てています。まさに、希少病治療薬からブロック・バスターが羽化しつつあるのです。この成功は、今後、希少疾患を突破口とするブロック・バスター開発を加速するものです。今まで思っていた、何故、Alnylam社が変異型でなく、野生型も含むトランス・の蛋白質をノック・ダウンするsiRNA製剤を開発したのか?という疑問も氷解しました。

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皆さん、お元気ですか?

◎宮田満のバイオ・アメージング(JBA) 12月6日15時から16時@ZOOM
宮田 満のバイオ・アメイジング~緊急対談:バイオのあの話題はこれからどうなる?!「トラウマ記憶の生ずるしくみを光と機械学習で解明する」
最先端の光遺伝学でPTSDなどの治療法開発につながる基礎研究を展開。ご注目下さい。
https://www.jba.or.jp/event/post_117/

●宮田満のLINK-J 一押イベント 12月14日17時から@GLOBAL LIFESCIENCE HUB
グローバルじゃなきゃ、バイオ・ベンチャーは生き残れません。これは面白い。
VCと語ろうシリーズ vol.10「国内発のサイエンスをベースとした米国でのグローバル開発 〜グローバルエコシステムへの参画〜」
https://www.link-j.org/event/post-6935.html

今やブロック・バスターとなった自家CAR-T細胞に対して、米国食品医薬品局(FDA)が2023年11月28日にT細胞性腫瘍の発生に関して調査を開始すると発表しました。記者発表ではリスク・ベネフィットは、ベネフィットが上回り、治療は継続すべきだとFDAは声明しています。ですから、現在、B細胞リンパ腫と多発性骨髄腫で治療を受けている患者の治療継続が望まれます。今後、CAR-T細胞は固形腫瘍などに適応範囲が拡大することに加えて、自家細胞から他家細胞、そして自己免疫疾患や感染症など、腫瘍領域以外にも適応拡大する期待が膨らんでいます。副作用は適応拡大の頸木となりかねません。果たして、今回のT細胞性腫瘍の報告がCAR-T細胞と因果関係があるのか?あるとしたら製法の問題なのか?現在、得られる限りの情報で分析します。

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皆さん、お元気ですか?
まずは、2022年12月14日号の訂正です。東北メディカルバンクは2種ではなく、3種の遺伝情報をコホートスタディの参加者に回付していました。私が記述しそびれたのは、遺伝性腫瘍のリスク遺伝情報でした。謹んで追加させていただきます。

本日は1時間前に終わった中外製薬R&D説明会から速報いたします。抗体医薬というとその高い抗原特異性が注目されていますが、実は私達とウサギなど動物の体内ではマルチ抗原に対して親和性を持つマルチ抗原特異性を持つ抗体も生産されているのです。医薬品開発のプロセスでは捨ててきた抗体群です。中外製薬はそれを逆手に取り、同社の2抗原特異抗体の開発技術と組み合わせ、25種類もグルテンのアレルゲン・ペプチドに特異性を示す抗体を創り上げました。欧米人の1%が悩む、セリアック病の治療薬となる可能性があります。また、中外はブロック・バスター候補を生み出したのです。

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皆さん、お元気ですか?
まず、「宮田満のバイオ・アメージング」LIVE配信(無料)のお知らせです。今回は抗体のクラススイッチを決定する因子AFF3を発見した徳島大学大学院 医歯薬学研究部・生体防御医学分野の安友康二教授をお招きして、感染症や自己免疫疾患など免疫難病に対する治療法開発の可能性を議論します。以下より、お申込み願います。前回の老化細胞のセミナーは大変申し訳なかったのですが、事前に満員札止めになりました。悔いなく、お申込みをお急ぎ願います。
https://www.jba.or.jp/jba/seminar/se_02/post_315.php

2022年11月22日、米国食品医薬品局(FDA)が米CSL Behring社の成人の血友病B遺伝子治療「HEMGENIX」(etranacogene dezaparvovec-drlb)の販売認可を承認しました。世界初の商品化です。待ちに待った遺伝子治療の商品化といえるでしょう。米国で2019年(日本で2020年)に発売され、今や遺伝子治療初のブロック・バスターに成長した「Zolgensma/ゾルゲンスマ」(onasemnogene abeparvovec/オナセムノゲン アベバルボベク)の認可獲得以来、アデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターを使った遺伝子治療の肝臓に対する副作用などで低迷していた遺伝子治療に、とうとう第三の実用化の波が始まったのです。

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皆さん、お元気ですか?
先週、横浜で開催したBioJapan2022にご来場いただき大変ありがとうございました。予告通り、初日の口火を切った日本製薬工業協会の岡田会長の講演を基に、海外で開発・上市された新薬(2020年)の72%が我が国で未承認である“ドラッグ・ロス“に直面する我が国の国民や製薬産業の危機感を共有させていただきます。できれば失地回復の一手もお示ししたいと考えています。まずは、我が国の製薬産業や新薬認可の惨憺たる状況をお伝えします。
https://jcd-expo.jp/ja/

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皆さん、お元気ですか?
まずはお知らせです。われら男性のY染色体は徳俵まで追い詰められています。消失は逃れられない運命なのか?LGBTに対する私達の偏見も正す最新研究をJBA提供で6月29日、15時から1時間LIVE配信します。一期一会の無料放送なので下記からお申込み願います。まだちょっと余裕があります。お急ぎ下さい。
https://www.jba.or.jp/jba/seminar/se_02/_xy.php

また、7月8日から始まるバイオ目利き人材養成プログラムBIG第4期に多数ご応募いただき大変ありがとうございました。第4期も60人以上のご参加をいただけます。心から感謝です。第五期も来年行いますので、今年申し込みそびれた方は是非、予算化願います。
https://miyata-inst.jp/big/

快進撃を続けていた2抗原特異抗体が少しふらついた感じです。私が期待していた「バビースモ」(ファリシマブ)が2つのフェーズ3治験で、「アイリーア」(バイエル薬品)と比較して視覚回復能力が同等、つまり非劣性として判定されたためです。本当に凝った2抗原抗体医薬なのに、非劣性とは満足がいかないのではないでしょうか?しかし、詳細に話を伺ってみると、そもそもエンドポイントを視覚回復(EDTSチャート試験)に絞らなくてはならない苦しい事情が見えてきました。そこに抗VEGF療法の壁がそそり立っていたのです。

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新Mmの憂鬱が送るイノベータ列伝の2巻は帝人を救ったブロック・バスター「フェブリック」の誕生物語です。「フェブリック」は最近、エネルギー欠乏による疾患、例えばアルツハイマー病や心筋梗塞の治療や予防に注目され始めました。2019年9月に物質特許が切れましたが、今後、10年で更に飛躍する可能性すらあるのです。その誕生の秘密に迫ります。

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皆さん、お元気ですか?
前回のメールで予言したウクライナのサバレンカ選手がなんと準決勝で、チェコのスピルコバ選手に撃破されてしまいました。またしても、ウインブルドンの優勝者当てクイズに失敗してしまったのです。イレギュラーが多い芝コートの上ではどんなことでも起こる、というみじめな言い訳は申しません。とにかくサバレンカ選手は荒っぽいテニスでミスを多発しました。残る予言はジョコビッチ選手の優勝です。これもどうなりますか?自信喪失気味です。

これから新型コロナワクチンの初回接種を受けます。面白いことがあれば、次回のメールで報告させていただきます。さて、また米国食品医薬品局(FDA)と米Biogen社が迷走を始めました。アルツハイマー病治療薬の抗アミロイドβ(Aβ)抗体「Adhelm」(aducanumab)の添付文書を2021年7月8日に改定したのです。この他にもFDAの諮問委員会の委員が3人も抗議の辞任をするなど、科学をないがしろにしたお粗末な政治的条件付き認可の弊害が次々と現れています。実はこの記事を書くきっかけとなったのはBS放送で、自民党で最も医学的知識と判断に優れていると尊敬していた武見恵三参議院議員が「(患者の要望に応える)こういった新薬の認可があってもよい」という発言を聞いたためです。患者さんやそのご家族の切実な要望を認識した上で、再現性を担保できない政治的な認可は治療効果において患者さんの期待を裏切り、医療費の無駄を招き、さらには真の治療薬開発にブレーキを掛け、最終的には患者さんや国民に不利益を与えることを憂えたためです。また、企業にとっても短期的な売り上げ増につながるかも知れません、Biogen社もエーザイも一息つけたことは事実ですが、最終的にはクラス・アクションのリスクも孕み、現場で薬効が実感できなければ、長期的には投資を回収することも難しくなるでしょう。我が国の厚労省やFDAなどの許認可当局は、一般大衆の不人気を気にすることなく、一重に患者さんのことを考え、科学的判断に徹するべきであると考えます。

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