皆さん、お元気ですか?
オミクロン株の流行になってこの傾向は顕著になってきました。
高齢者と青年・中年の新型コロナ感染に対する行動変容が分断されつつあります。「症状が軽いから、罹っても問題ない。むしろワクチン替わりになる」といった楽観論で若者や中年は羽を伸ばし始めました。一方「オミクロンは急速に重症化する。現実に第六波では死亡数も重傷者数も過去最大になった」と懸念を募らせ、家に引きこもるのが老齢者や疾患を持つ高リスク者です。分断が有効な感染対策を政府が打ち出すことを難しくしています。どんな手段を発表しても楽観・悲観に二つに分断された国民から批判を受けるためです。新型コロナ・パンデミックの当初から、重症化リスクを判定できるマーカーを見つけることが喫緊の課題でした。高リスク者を判別して感染防御を集中し、その他の低リスク者にはより規制を緩和して、経済の復興を図ることも可能になるのです。今朝、米国国立衛生研究所(NIH)が重症化の原因となる有力分子を患者血中から発見したとメールしてきました。この自己抗体は有力な重症化リスクを示すバイオマーカーとなる可能性があります。感染抑止政策のコペルニクス転換が始まるかも知れません。

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