皆さん、お元気ですか?

●緊急告知:Miyaman’s Recommendation on the event of LINK-J
新型コロナ対策の全面に立ち、このほど分科会座長を降りたばかりの尾身先生をお招きして、回顧録を巡ってその真相を抉り出します。皆さんからの質疑にも答えます。10月4日12時からライブ(無料)でお届けいたします。席数に限りがあります。下記よりお申込み願います。
https://www.link-j.org/event/post-6679.html

●宮田満のバイオアメージング、「ブロックチェーン:臨床試験のコストをほぼ半減出来るイノベーション」、これは役に立ちます。今やDxによる治験の精密化とコストダウンが急速に進んできました。「医療機関で取得する医療データをeワークシートとeCRF をブロックチェーン技術で結合させたサスメドのシステム(特許)で、効率的かつ信頼できる臨床開発を実現することが可能になり、将来の社会保障費の最適化・持続可能性にも寄与し得る」と何を言っているかわからぬ人も、ライブではかみ砕いて突っ込みますので、是非、下記よりご視聴申し込み願います(無料)。
https://www.jba.or.jp/event/post_110/

少なくとも遺伝子疾患の新薬開発を急加速する号砲が鳴り響きました。2020年11月に蛋白質の立体構造予測AI、AlphaFold2によってタンパク質構造予測精密評価 (CASP)コンテストで圧倒的に勝利した米Google DeepMind社が、また新薬創製にイノベーションを興すAIインフラ、AlphaMissenseを2023年9月19日に発表したのです。米Google社の親会社Alphabet社は2022年11月4日に創薬開発企業、Isomorphic Labs社を創設しており、着々と新薬開発に近づいてきました。日本の企業もDxという名の下に業務改善・コストカットだけに胡坐をかいている時ではないのです。製薬企業の主戦場である新薬開発をAIで目指すことを忘れてはなりません。

ここからは申し訳ありませんが有料で全文をお楽しみ願います。

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皆さん、お元気ですか?
2021年7月16日、どうやら創薬の世界は劇的な転換点を通過したらしい。日本時間7月17日深夜2時頃、蛋白質の立体構造を推定するAI、AlphaFold2(AF2)のソース・コードが開示されたのです。これはまだアートだった蛋白質立体構造解析を飛躍的に進ませる結果と生みました。「Google社はどんどんAF2が予測した蛋白質の立体構造に低分子化合物を当ててスクリーニングしている。AF2の出現でAI(分子)創薬はもう出番がなくなくなるのではないか」と語るのはスタージェンの鎌谷直之会長だ。昨年、米国の新興市場NASDAQで上場した企業のトップ3がAI(分子)創薬であったことを考ええも大きな変化の兆しです。これから私達はAF2が巻き起こす大きな渦を避けることはできず、AI(分子)創薬ブームの終焉すら背後に感じる状態となりそうです。鎌谷会長はAI表現型創薬こそ次のAI創薬の本流だと指摘しています。これは回を改めて論じたいと思います。今回のコラムでは、AI(分子)創薬を危機に直面させつつあるAF2のインパクトを議論したいと考えています。

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