皆さん、お元気ですか?
国別の欧州サッカー選手権UEFA-EURO2021は異常な盛り上がりを示しています。新型コロナの影響でクラブチームの財政が悪化、クラブの試合の質は今シーズンは今一つでしたが、ナショナルチームの国家対抗となると話は別です。昨夜のハンガリーVCドイツ戦は強豪のドイツにハンガリーが先行、このままでは決勝リーグ進出に黄色信号が灯ったドイツがギリギリで追いつく2:2の展開となりました。しかし、ドイツのラーブ監督は、疲れてきたハンガリーに対して、選手を次々と交代させ、マークの混乱を起こさせ、同点に追いつくという離れ業を示しました。誠に凄い監督でした。

さて新型コロナで世界中がバイオや先端医学研究の研究予算の増強に走っています。前回のメールで米国が健康高等研究計画局(ARPA-H)を創設することをお伝えしました。そうなると我が国の政府の動向が気になりますが、今年度の予算の目玉は10兆円の大学ファンドです。凋落著しい我が国の大学の研究をこれで立て直せるか?調べてみると大いなる矛盾が存在しており、下手をすると我が国の基礎研究力の息の根を止めかねない危険があることが判明、この懸念が杞憂に終わることを祈り、皆さんと共有いたします。

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皆さん、お元気ですか?
ウィンブルドンの予選が始まっています。今朝、贔屓の選手が予選敗退したニュースが届きました。ポスト錦織選手を狙う若手選手の本選出場を願っているのですが、今年は実現しそうにありません。加えて、ナダル選手が出場辞退を発表しており、全仏を途中棄権してまで備えている芝の王者であるフェデラー選手とチチパス選手やズべレフ選手など若手急成長選手の闘いが焦点となりそうです。世代交代が実現するか?注目です。

新型コロナ・パンデミックの影響は至る所で姿を現しつつあります。アメリカ同時多発テロ事件(9.11)の後、バイオテロ対策の予算が急増し、感染症やワクチンを開発するバイオ企業が多数誕生しました。当時、衰退の極みであった感染症研究が復活し、バイオ技術革新が浸透した結果、新型コロナ対策の基盤を形成しました。今回の新型コロナ・パンデミックで米国は基礎研究予算を20%増額、加えて3年間で65億ドルもの予算を投入、健康・医学研究成果の産業化の橋渡しをする健康高等研究計画局(ARPA-H)の設立に踏み切りました。Science誌2021年6月22日号にその概要が投稿されました。ARPA-Hのお手本は防衛力強化を図るための国防高等研究計画局(DARPA)。インターネットやGPSの実用化に成功した実績を誇ります。新型コロナ・パンデミックで感染症や医療が国家の安全に深く影響することを認識した結果です。我が国でも対応を誤ると、米中にバイオテクノロジーの研究開発で更に水を開けられる危険性があります。経産省・文科省・厚労省の縦割りに戻ったかの如き第二期の日本医療研究開発機構と内閣府が取りまわす10兆円(最終的に)大学ファンドの在り方を再吟味する必要があると考えています。このままで良い訳がありません。

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