皆さん、お元気ですか?

●宮田満のアメージング・バイオ、2024年7月23日火曜日14時~15時
「味覚革命を牽引するイノベーターが描く食の未来展望」
感覚栄養学とは一体なんだ?刺激的な食の拡張に触れてみよう!!
https://www.jba.or.jp/event/post_160/ (無料リモートセミナー)

●宮田満のLINK-J 一押イベント 2024年8月9日(金) 18:00~20:00
第18回LINK-J Member’s Meetup デジタル等でスタートアップを支援する! ~会員間の交流を深めるためのミートアップイベント~
ちょっと気になるベンチャーがピッチします。
https://www.link-j.org/event/post-8442.html

昨日、久々に始発に乗り仙台に向かいました。日本核酸医薬学会第9回年会を取材するためです。毎年、開催されるOTSシンポで世界最先端の核酸医薬開発の現状を把握しているのです。少なくともアンチセンス医薬では米Ionis Pharmaceuticals社、そしてsiRNA医薬では米Alnylam Pharmaceuticals社をチェックすれば世界の最先端を認識することが可能です。今年はそれに加えて米Arrowhead Pharmaceuticals社が中枢への核酸医薬のデリバリーに関して講演しました。会場からの質疑も沢山あり、我が国もフォロワーではありますが、核酸化学の伝統を背景に、核酸医薬開発のドライバーであることを実感させました。持田製薬からは15人も参加していました。今回のシンポで核酸医薬が疾患指向性分子を結合した複合体製剤として急速に開発が進んでいる実態が明らかになりました。そして驚いたことに、Ionis社は新たな製剤開発までを明らかにしたのです。世界は“アンサンブル創薬”(私の造語です)に殺到しているかのようでした。

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mRNA医薬は間違いなく、新薬・ワクチン創製のゲームチェンジャーであります。それは皆さんも、新型コロナのmRNAワクチンで体感したはずです。来年には、季節性インフレンザmRNAワクチンの商品化も見えています。しかし、それ以外のmRNA医薬の開発には少し、ブレーキがかかってきました。ワクチン以外のmRNA医薬の開発で世界をリードしていた英AstraZeneca社が、今年に入って、次々と治験を中断したのです。しかも、調べて驚きましたが、フェーズ2まで進んでいた心疾患治療薬、AZP8601の治験も断念していたのです。何故か?その理由は2022年第三四半期の決算説明から透け見えて来ました。

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