皆さん、お元気ですか?

●宮田満のアメージング・バイオ、2024年7月23日火曜日14時~15時
「味覚革命を牽引するイノベーターが描く食の未来展望」
感覚栄養学とは一体なんだ?刺激的な食の拡張に触れてみよう!!
https://www.jba.or.jp/event/post_160/ (無料リモートセミナー)

●宮田満のLINK-J 一押イベント 2024年8月9日(金) 18:00~20:00
第18回LINK-J Member’s Meetup デジタル等でスタートアップを支援する! ~会員間の交流を深めるためのミートアップイベント~
ちょっと気になるベンチャーがピッチします。
https://www.link-j.org/event/post-8442.html

本日午後4時からバイオ目利き人材養成プログラム、第6期(通期で25期)バイオ・インベストメント・ギルド(BIG6)のキック・オフを開催いたします。今年も50社以上のご参加を得て、1年間研鑽を積みます。ご応募ありがとうございました。来年7月からBIG7も開始いたしますので、どうぞ予算と人材確保宜しく願います。BIGの詳細は下記のリンクをご参照願います。
https://miyata-inst.jp/big/

さて、米国でのフル製造販売承認でエーザイ・米Biogen社の「レケンビ」(レカネマブ)に丸1年間遅れた、米Eli Lilly社の抗アミロイドβ(Aβ)抗体「Kisunla」(ドナネマブ)が早期のアルツハイマー患者の治療薬(病態悪化抑制)として、2024年7月2日に米国食品医薬品局(FDA)から製造販売承認を獲得しました。米国での販売力で勝るLilly社はびっくりするようなビジネス・モデルを展開、猛烈な勢いでエーザイ・Biogen社を追い上げる体制に入りました。

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皆さん、お元気ですか?期待のアルツハイマー病 薬、抗Aβ抗体「レケンビ」(レカネマブ)はスロー・スタートでしたが、それを回復する秘策をエーザイが発表しました。そこには隠された狙いがありました。本日は昨日、記者懇談会で発表されたばかりの情報を分析します。

●宮田 満のバイオ・アメイジング~2024年3月19日(火)15:00~16:00
「心とは何か?光と電気と電脳で追究する最先端脳科学!」、松井広 氏(東北大学大学院 生命科学研究科 兼 医学系研究科 超回路脳機能分野教授)をお招きして、1)心理学と生理学の研究手法を駆使、記憶におけるグリア細胞の役割と、2) 脳細胞間信号伝達を解析し、心の機能の回路基盤に迫ります。オンライン聴講は無料。以下からお申込み願います。
https://www.jba.or.jp/event/post_133/

●宮田満のLINK-J 一押イベント 3月22日13時から
「革新的がん治療に繋がる研究シーズ・技術シーズ ピッチコンテスト」柏の葉ライフサイエンスフロンティアで躍進するイノベーションシリーズ
アステラス製薬提供の賞金1000万円を巡る戦い、5つのグループが発表、果たして勝者は?
https://www.link-j.org/event/post-7557.html

今回のエーザイの記者懇談会は異様なオープニングでした。内藤晴夫CEOが冒頭、エーザイの定款変更を発表したのです。あっけに囚われていましたが、続く内藤CEOのレケンビの説明を全て聞き終わった時、やっとその真意に気が付きました。2030年には1兆2000億円を目指す強気のレケンビ拡販戦略に隠された意図を分析しました。

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皆さん、お元気ですか?
●Miyaman’s Recommendation on the event on LINK-J
明日、私も会場で参加いたします。今年発売されることは間違いないアルツハイマー病新薬、レカネマブもスウェーデンのベンチャーからエーザイが見出しました。北欧のユニークな生命科学のバイオ・ベンチャーを見落とす訳には参りません。明日、27日18時から20時30分@日本橋ライフサイエンス・ビルで開催されます。詳細とお申込みは下記のリンクで!!
「北欧ヘルステック最先端とつながるピッチ&ネットワーキング~10社を超える北欧のスタートアップが日本橋に集結~」
https://www.link-j.org/event/post-5925.html

米Biogen社はバイオ・ベンチャーの悪魔か、天使か?
同社の動きがバイオ・ベンチャー業界を掻きまわしています。本日、昨年東京証券取引所に上場したティムスは、ストップ安でまだ値がついておりません。一方で、同社はウルトラ・オーファン疾患に治療薬の条件付き承認を米国で獲得、「まさかほとんど患者のいない希少疾患の治療薬をBiogen社が商品化するとは」と医学界で称賛も受けたところなのです。Biogen社の正体は如何?

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皆さん、お元気ですか?
難病である筋萎縮性側索硬化症(ALS)の特効薬となる、アンチセンス医薬の米国での条件付き(緊急)承認が迫ってきました。2023年3月22日に開かれた米国食品医薬品局(FDA)の末梢・中枢神経系治療薬中央医薬諮問委員会が、9:0で緊急認可の勧奨を行ったのです。FDAは2023年4月25日までに、緊急認可の是非の判断を行います。但し、詳細を見るとストレートに正式承認を得るまでには道のりがありそうです。

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皆さん、お元気ですか?
現在、東京の目黒雅叙園で第9回日経FT感染症会議を開催しています。第7波を抑止できず、感染者もこの1年間で2150万人と急増、累計で2320万人(11月13日時点)を記録しました。また、累計死亡者も約3万人増加し、約4万7600人に上ったのです。世界最多の感染者数を記録した我が国の新型コロナ感染症対策を再検討し、感染症対策の司令塔のあるべき姿を緊急提言すべく、現在、議論を重ねております。会議の詳細は金曜日のメールにてお伝えいたします。

さて、アルツハイマー病治療薬を巡って、抗アミロイドβ(Aβ)抗体の実用化で三つ巴の戦いを繰り広げていたエーザイ・米Biogen社、米Eli Lilly、スイスRoche社・中外・米Genentech社の3グループから、Roche社のグループが脱落しました。フェーズ3治験で主要評価項目未達を、2022年11月14日に発表したのです。今や条件付き承認、そして正式承認獲得に突っ走るエーザイ・Biogen社とLilly社に大きく水を開けられた格好です。

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皆さん、お元気ですか?
今週はバイオで悪いニュースばかりお伝えしなくてはなりません。今年米国で迅速承認(条件付き承認)を受けたアルツハイマー病治療薬、「ADUHELM」(アデュカヌマブ)を投与された患者1例が、MRI画像上でARIA(脳浮腫や脳出血を示すアミロイド関連画像異常)を示した後に死亡しました。以前のメールで抗ADUHELMが商業的に成功するには、条件付き承認後に3つの断崖が待ち構えていると書いたことがありますが、その最も恐れていた副作用の壁に直面したのです。続いて、6か所もARIAが観察された患者の例も報告されており、ただでさえ処方が広がらないADUHELMの行く手が暗くなる情勢です。但し、今週開催されていた2021 Clinical Trials on Alzheimer’s Disease (CTAD) conferenceで、エーザイはBiogen社と共同開発している第二の抗Aβ抗体Lecanemabのフェーズ2治験のデータを発表、良い手ごたえを得ました。これは次のコラムで詳報いたします。

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皆さん、お元気ですか?
卓球の男女混合ダブルス、ソフトボール、水泳女子200メートル、400メートル・メドレー、男女スケートボード・ストリートでの金メダルに刮目していました。感動が襲ってきました。感染拡大を尻目にオリンピック開催をしてよかったとすら思ってしまいます。しかし、一方で聖火台に点火したテニスの大坂選手はあっさり敗退するなど、どこかへ消えてしまった選手も多くいます。テコンドーや空手、柔道などプロ化していないスポーツはオリンピックならではの種目ですが、ワールドカップやグランドスラムなどオリンピック以上の国際大会がある種目はオリンピックで取り上げる意味が薄れています。同時に、アマチュアとプロの境目も今では完全に薄れてしまいました。スケートボード・ストリートの金メダリスト、堀米雄斗選手は6歳で既に11社のスポンサーがついていたと報道されていました。アマチュアが国際的な競争力を維持するには過酷な時代となったのです。スポンサーか?中国のような国家支援か?どちらかの選択が迫られています。これは民主主義か?それとも専制主義か?という選択にも置き換えられてしまうかも知れません。オリンピックを見ながら、こんなことまで思わなくてはならない今の緊迫した国際状況は誠に残念です。次ぎの北京の冬季オリンピックでこの軋轢は臨界点に達するのではないかと懸念しています。

東京オリンピックと重なり、報道は希薄ですが、2021年7月26日からアルツハイマー病協会国際会議2021(AAIC2021)が始まっています。今年のAAIC2021では米Biogen社とエーザイの抗Aβ抗体「Adhelm」の宣伝戦が繰り広げられています。Bloomberg誌の報道通りであれば、ある種の泥仕合の様相を呈しています。大手病院が採用を見送るなど、Adhelmにはまだまだ大きな崖が行く手を阻んでいます。どこまで、両社が力業でこれを突破するか?興味津々です。しかし、こうしたドタバタを尻目に、科学はどんどんアルツハイマー病制圧への歩を進めています。Biogen社はアルツハイマー病の次世代の治療ターゲットであるタウ蛋白質に対するアンチセンスDNAの治験結果をAAIC2021で初めて発表。ポストAdhelmに対する抜かりなき手を打って参りました。

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皆さん、お元気ですか?
全仏オープン、私の贔屓であるポーランドのシフィオンテック選手が準々決勝で敗退、女子の準決勝は今まで名前を聞いたこともない選手が豪打で打ち合っています。まったく誰が優勝するか予測不能です。これに対して、男子の準決勝はナダル選手VSジョコビッチ選手とズべレフ選手VSチチパス選手です。多分、大会関係者の配慮でしょうが、決勝は間違いなくベテランVS次世代のし烈な戦いになります。私の予想は、困ったことにナダル選手の優勝です。またか、というため息も聞こえますが、ナダル選手は今年も確実に進化しております。ご注目願います。

前回のメールで、20年振りのアルツハイマー病新薬「ADHELM」(aducanumab)誕生とブロック・バスターまでの茨の道を示しました。今回はaducanumab誕生を可能にしたヒトのB細胞の選抜による完全ヒト抗体の開発技術が何故、げっ歯類やウサギにアミロイド(A)β抗原を免疫して創製した抗Aβ抗体を凌駕したのか?考察します。なんと我々の身体の中に新薬の金鉱脈が隠されていました。

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