皆さん、お元気ですか?
昨日から本日までLINK-Jで再生医療のイベントが盛りだくさんに行われていました。昨日の再生医療産業化フォーラム2022ではパネルディスカッションのモデレータを務めました。遺伝子操作やゲノム編集、そして他家細胞など次世代の再生医療技術の急速な勃興を議論しましたが、ゲノム編集細胞など新しいモダリティに対してCDMO(受託開発製造機関)が対応できるのか?が焦点となり、アカデミアなどの発注側とタカラバイオやJ-TECなどの受注側が意見を戦わせ、大いに盛り上がりました。ただ一つ言えることは、新型コロナ・パンデミックで露呈しましたが、日本にはFIC(ファースト・イン・クラス)の細胞を受託製造できるCDMOの基盤(設備と人材)が徹底的に不足しているということです。R3年の補正予算で経産省は2300億円の新型コロナ・バイオ医薬製造基盤補助金を確保し、尚且つ平時には商業生産に転用を許すデュアル・ユースを認めました。しかし、尚、これだけでは不足です。人材育成も含めて、革新的な再生医療やバイオ医薬を我が国のアカデミアやベンチャーが開発したら、治験や医師主導治験でPOCを迅速に取ることを可能とするCDMOの基盤形成にもっと資金を投入しなくてはなりません。

こう考えながら、タカラバイオの峰野純一取締役のプレゼンを聞いていたら、モダリティ毎の治験成功確率の図を紹介しており、抗体医薬が一番だろうという思いを裏切り、CAR-T細胞が成功確率トップに君臨していたのです。本日はこの驚きを紹介したいと思います。

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皆さん、お元気ですか?

全豪オープンは私の贔屓であるクビトバ選手、ムルグッサ選手、シフィオンテク選手、そして錦織選手、ティエム選手が相次いで敗れ、関心は大坂選手とジョコビッチ選手に集中する羽目になりました。しかも、ジョコビッチ選手は私同様右わき腹を痛めており、実力がどこまで発揮できるか分からない状態だと伝えられています。全くはらはらです。フェイクニュースであることを祈りつつ、ナダル選手との決勝戦を期待しております。

2021年1月29日、富士フイルムは我が国の再生医療のパイオニアであるジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(J-TEC)をTOBであっさりと帝人に売却してしまいました。同社は保有していたJ-TECの50.1%の株式を約170億円で売り払い、受託細胞製造と培地などの再生医療支援事業に集中するというのです。このニュースに「我が国の再生医療は大丈夫なのか?」そんな声も聞こえてきました。また訳の分からぬ分析記事もネット上には垂れ流されています。しかし、分析するとその背景には再生医療商業化の主役の明確な交代がありました。素人に近い新規参入大手企業から、再生医療を大手製薬企業が真剣に取り組むモダリティ―へと成長したのです。玄人の再生医療の時代の始まりです。その号砲が鳴りました。

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ラ・リーガ第19節、アトレチコ・マドリードは古豪バレンシアに1点先行されましたが、鮮やかに逆転、3:1で快勝しました。34歳の誕生日を迎えたスアレス選手が、技ありのインサイドキックのカーブボールを角度の無いゴールに流し込みました。全く素晴らしい、これで今節、レッドカードで試合に出られないメッシ選手を抜いて、得点ランキングトップに躍り出ました。勘の悪いクーマン監督のせいで、スアレス選手を放出したバルサファンの血圧は上がるばかりですな。

再生医療の産業化は第二段階に進んだ!
2021年1月20日午後、神戸医療産業都市推進機構と神戸市が主催した再生医療産業化フォーラム2021 in 日本橋で、パネルディスカッションの座長をして実感しました。考えてみれば日本再生医療学会も今年で20周年を迎えます。どんなに驚くような技術突破も、生命科学の分野ではICTとは異なり理論通りでは予測できないヒトの多様性の壁を乗り越えて、安全性と有効性、そして商業的な安定生産を実現する必要があります。20年の歳月が必要なのです。とうとうやってきた、再生医療の実用化の第二段階は一体どんな変化に直面するのか? 専門家の討議から抽出してみました。

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