皆さん、お元気ですか?
錦織選手、西岡選手。ウィンブルドンで2回戦敗退しました。すっかり寝不足で、視聴意欲も低下してしましましたが、後はフェデラー選手の活躍と贔屓であるシフィオンテク選手とムルグッサ選手、それに日本人の女子ダブルス・青山選手・芝原選手の活躍に期待することにいたします。女子ダブルスは金メダルも狙える可能性があると思っています。皆さんもご注目願います。
なるべく新しい情報をお伝えするため、今後は基本的に水曜日と金甌日に皆さんにニュースをお届けします。水曜日と金曜日が祝日の場合と年始年末、旧盆は休刊とさせていただきます。どうぞご了解願います。
さて今週開催された日本核酸医薬学会2021の会場から2番目のトピックスをお届けいたします。既に我が国でも米Alnylam Pharmaceuticals社が「オンパットロ」(パティシラン)をトランスサイレチン型家族性アミロイドポリニューロパチー(FAP)の治療薬として発売しております。しかし、世界初のsiRNA医薬の開発は実はそう簡単ではありませんでした。同社は一度、まったくオンパットロと同じ標的のsiRNA製剤の開発で挫折していました。今回の学会ではAlnylam社に14年も勤続している日本人化学者、Shigeo Matsuda氏が、オンパットロの開発に不可欠だったリピッド・ナノ粒子(LNP)の開発の詳細を発表しました。この発表を聞いている内に、今まで解けなかったオンパットロのDDS開発の謎がするすると解明されたのです。スッキリしました。