新Mmの憂鬱、新型コロナを踏み台に盛り上がった、世界のバイオ投資

皆さん、お元気ですか?

昨夜のチチパス選手の笑顔は忘れられません。4時間を超えるフルセットの激闘の末、見事なバックハンドの一撃により、全豪オープンでこれまで絶好調だったナダル選手を仕留めたのです。第一、第二セットを簡単にナダル選手が奪取、もう負けたと思った試合でした。しかし、ふっきれたのか、第三セットから鋭いストロークとサービスが決まりだし、とうとう全豪オープンの準決勝に駒を進めることができました。実はもっと忘れられないことが耳に残っています。最後の1ポイントを決めた時に、無観客のドームスタジアムに鳴り響いたチチパス選手の父親が上げた勝利の雄たけびです。まさに、父パス、、、、、でした。

新型コロナ・パンデミックの影響で世界の実態経済が低迷、各国の財政出動や金融緩和によって支えられた株式市場だけが異様な盛り上がりを見せています。そんな異常事態がバイオ産業には幸いしつつあります。どうやら2020年はバイオ産業にとって最高の年となった模様です。米国のメディアBioworldの調査によれば、2020年にバイオ産業は全世界で1340億ドル(約14兆1879億円)もの投資資金を確保することに成功しました。そのほとんどが研究開発投資に回ることを考え、加えて新型コロナによって世界は新薬やワクチン、そして診断薬開発の重要性を深く認識したことも考えると政府や慈善団体からの投資も増加するはずです。つまり、ここ5年から10年のバイオや生命科学の研究を加速させるガソリンが、バイオ産業に注入されたのです。未来がますます楽しみになってまいりました。

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