新Mmの憂鬱、リキッド・バイオプシーの試練、癌スクリーニングの実用化の夢は叶うのか?

皆さん、お元気ですか?

日本列島が冷え込んでいます。豪雪の地域も多いようですが、是非、お気をつけ願います。今晩は夜半にかけて東京でも雪の可能性が濃厚です。普段は短パン・Tシャツで暮らしておりますが、この寒さにとうとう靴下を履きました。家では山下清ジュニアと呼ばれております。春を待ち望む気持ちが募るばかりです

本日は第7回Liquid Biopsy研究会で特別講演をするため、最近のLiquid Biopsyの動向を調べました。日本では馬鹿げた課長通知(保医発0730第1号、令和3年7月30日)があるため、病理切片からDNAをかき取る遺伝子プロファイル検査が難しい場合にリキッド・バイオプシーによる遺伝子プロファイル検査が認められ、尚且つ1回限りと患者にとって侵襲が少ないリキッド・バイオプシーの適応範囲が極めて限定されています。がんじがらめと言っても良いでしょう。そのため、国産のイノベーションは凍り付いてしまっています。しかし、リキッド・バイオプシーで世界をリードする米国では、遺伝子プロファイル検査⇒最少残存病変(術後の残存癌・再発リスク)検出と再発の検査⇒特定の癌腫に限定した早期スクリーニング⇒50種の癌腫に対する早期スクリーニングと、着々と応用範囲を広げ、ここ1~2年の間に新たな技術突破が起こりそうな勢いです。これに対して、我が国では週刊文春が指摘した通り、線虫の癌早期スクリーニングが野放しに、おまけにTVでCM放映まで許している始末です。この国や医学界は、国民のため一体何をしようとしているのか?

ここからは申し訳ありませんが有料で全文をお楽しみ願います。

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