新Mmの憂鬱、100万人超のゲノム研究で、新たに100以上の高血圧関連変異発見、高血圧PRSが臨床に肉薄

皆さん、お元気ですか? もう5月になってしまいました。

●宮田 満のバイオ・アメイジング~2024年5月30日(木)15:00~16:00
「多角的アプローチによる精神疾患のゲノミクス研究―確固たる遺伝子の発見、モデル動物の解析、 ゲノムの「バタフライ・エフェクト」の発見―」理化学研究所 脳神経科学研究センター 分子精神病理研究チーム髙田篤チーム・リーダーを招き、精神疾患、中でも自閉症の多角的なオミックス研究の最前線を議論いたします。
ゲノムのバタフライ・エフェクトとは何なのか?
無料リモート・セミナーにご登録願います。前回のセミナーは満員で締め切りました!!
https://www.jba.or.jp/event/post_146/

●宮田満のLINK-J 一押イベント 2024年5月14日(火) 14:00~18:00
「LINK-J Conference~R&D × Investment ~」
国内大手6社の研究開発責任者がプレゼン、尚且つ、リアルの交流会もあります。バイオ・ベンチャーには見過ごすことができない集まりです。
https://www.link-j.org/event/post-7990.html

前号で希少疾患の診断を支援するAI-MARRVELをご紹介しました。その際に、AIの開発が可能なのはメンデル遺伝に従う希少疾患だからと書きました。患者数の多い生活習慣病は環境要因とゲノムの量的形質にも支配されており、単純なメンデル遺伝では説明できないためです。しかし、世の中の進展は誠に迅い。生活習慣病の典型である高血圧に関して、100万人を超える大規模なゲノム・データの解析(GWAS、ゲノムワイド関連解析)によって、数100から数1000の発症関連ゲノム変異が同定され、これによって患者毎の疾患発症リスクを精密に判定できるようになったという発表が本日ありました。その内容を速報します。

ここからは申し訳ありませんが有料で全文をお楽しみ願います。

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