新Mmの憂鬱、核酸医薬実用化の第二の波が来た、リガンド結合核酸でDDSの壁打破へ
皆さん、お元気ですか?
●宮田満のアメージング・バイオ、2024年8月22日木曜日15時~16時
「神経オルガノイド研究はどこまで来た?!」
脳の細胞生物学的研究の突破口となる大脳オルガノイドの誘導、ヒト多能性幹細胞由来の海馬、脈絡叢、脊髄オルガノイドの作製に世界で初めて成功した理研生命機能科学研究センター坂口秀哉上級研究員に迫ります。下記から申し込みをお急ぎ願います。
https://www.jba.or.jp/event/post_164/(無料リモートセミナー)
●宮田満のLINK-J 一押イベント 2024年8月9日(金) 18:00~20:00
第18回LINK-J Member’s Meetup デジタル等でスタートアップを支援する! ~会員間の交流を深めるためのミートアップイベント~
ちょっと気になるベンチャーがピッチします。
https://www.link-j.org/event/post-8442.html
調べてびっくり。ポスト抗体医薬の大本命である核酸医薬に商業化の第二の波が押し寄せていました。2024年6月末現在、国立食品医薬品衛生研究所の調査では、日米欧の市場で商品化された核酸医薬は20製品あります。2023年から5製品も上市されており、核酸医薬の実用化は加速されているのです。その背景にあったのが、リガンド結合核酸(LCN)でした。抗原性や製造法などに問題があったリピッド・ナノ粒子(LNP)から核酸医薬が離れ、特定の細胞や組織に集結するLCNに研究開発が集中し始めています。米Ionis Pharmaceuticals社はリガンド・アンチセンス複合製剤(LICA:Ligand Conjugate Antisense)と呼称しています。しかし、その内実はAlnylam社が世界に先駆けて開発した糖鎖GalNAcを結合したsiRNA医薬の成功を踏襲しているに過ぎなかったのです。今号以降、LCNと総称することにしました。そのLCNが現在核酸医薬に革命を引き起こしていました。
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