皆さん、お元気ですか?

●緊急告知:Miyaman’s Recommendation on the event of LINK-J
新型コロナ対策の全面に立ち、このほど分科会座長を降りたばかりの尾身先生をお招きして、回顧録を巡ってその真相を抉り出します。皆さんからの質疑にも答えます。10月4日12時からライブ(無料)でお届けいたします。席数に限りがあります。下記よりお申込み願います。
https://www.link-j.org/event/post-6679.html

●宮田満のバイオアメージング、「ブロックチェーン:臨床試験のコストをほぼ半減出来るイノベーション」、これは役に立ちます。今やDxによる治験の精密化とコストダウンが急速に進んできました。「医療機関で取得する医療データをeワークシートとeCRF をブロックチェーン技術で結合させたサスメドのシステム(特許)で、効率的かつ信頼できる臨床開発を実現することが可能になり、将来の社会保障費の最適化・持続可能性にも寄与し得る」と何を言っているかわからぬ人も、ライブではかみ砕いて突っ込みますので、是非、下記よりご視聴申し込み願います(無料)。
https://www.jba.or.jp/event/post_110/

厚生労働省が2023年9月27日に開催する薬事・食品衛生審議会薬事分科会で、中分子医薬を牽引する大環状ペプチド医薬、「ジルビスク」(ジルコプラン)が、重症筋無力症の治療薬として販売承認が了承される見込みです。人工的にデザインされた大環状ペプチド・ライブラリーから選別された初の医薬品ではないかと思っています。従来の大環状ペプチド医薬品は抗生物質やペプチドホルモンの誘導体が主流でした。人工環状ペプチド・ライブラリーから中分子医薬が実用化される号砲が鳴ったのです。我が国では中外製薬とペプチドリームが環状ぺプチド誘導体の商品化をリードしていますが、まだ最も進んだ新薬候補でも治験フェーズ2に止まっています。何故、ジルビスクが先行したのか?その理由を探ってみました。

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皆さん、お元気ですか?
400人超がお申込み!4月7日12時から、Miyaman’s Venture Talk 第5弾を開催します。サスメドの上野社長をお招きして、デジタルセラピューティックスとブロック・チェーンによる治験の革新について、討議いたします。視聴無料LIVE。必見です。どうぞ下記からお申込み願います。
https://www.link-j.org/event/post-5835.html

さて、抗体医薬の生みの親であるGreg Winter卿の逆襲が始まりました。2018年にノーベル賞を受賞した同卿は、組換え抗体特許で膨大な利益を国家機関である英国医学研究評議会(MRC)にもたらし、一代貴族に列しました(ビートルズと同じです)。そのWinger卿は2つのベンチャー企業を創設しています。まずは英Cambridge Antibody Technology(CAT)社を創設、同社が創製した世界初の完全ヒト抗体、「ヒュミラ」(アダリムマブ)は2008年に米国で発売、2021年に320億ドル以上の売り上げる世界最大の医薬品まで育ちました。そして、2009年に2番目のベンチャーとして創設したのが英国Bicycle Therapeutics社です。White卿は究極の抗体とも呼ぶべき完全化学合成抗体の創成を目指していました。2023年3月28日、Bicycle社はスイスNovartis社と成功すれば総額17億ドル+売り上げロイヤリティの大型契約を結んだのです。Bicycle社の完全化学合成抗体の分子量は1500から2000であり、これはまさに中分子薬そのものです。中外製薬とペプチドリームの独壇場かと思われていた中分子薬開発に、Winter卿の逆襲が始まったのです。

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皆さん、お元気ですか?
昨日のMiyaman’s Venture Talkに多数の読者が参加いただき、大変ありがとうございました。オンコリスの浦田社長、不屈の精神と失敗から大胆に学ぶ姿勢に感銘を受けました。ジェット・コースター・カンパニーを綽名を付けましたが、浦田さんの会社なら必ず底を打って、復活し無事、成功に辿り着くという意味に、今回のお話を受け転じました。“オンコリス不死鳥伝説”はどうやら本物です。フェーズ2の患者登録が終わったので、放射線療法の併用薬としてのテロメライシン(次世代腫瘍溶解ウイルス)の製造承認申請を、2024年に成功することを祈っています。皆さんも是非、注目願います。

さて、老化のメカニズムには今年注目していただきたいと思います。宮田満のバイオ・アメージングでは老化研究の先端をご紹介していきます。
●2023年1月26日午後3時から午後4時、宮田満のバイオ・アメージング
今年も老化のメカニズムとアンチ・エージングの研究を追求します。
「老化T細胞が自己免疫病や 慢性炎症疾患を引き起こすメカニズムの解明 ―老化関連疾患を抑制せよ!」服部 雅一 氏(京都大学医学研究科 がん組織応答共同研究講座 特定教授)をお招きして、加齢に伴い増加・蓄積する「老化関連T細胞(SA-T細胞)」が慢性炎症や自己抗体の産生を引き起こすメカニズムを解明。人為的に阻害して免疫老化や自己免疫疾患を抑制できる可能性を議論します。下記より詳細にアクセスの上、お申込み願います。
https://www.jba.or.jp/event/post_56/

2023年も新しいモダリティや治療概念が発展する年となりそうです。コンセプト・チェンジに対応しないと、あっと言う間に取り残されるリスクがあります。今回はその予兆の続きを皆さんと共有いたします。新年の始めに、昨年末から膨大な資料をぐつぐつ煮詰めて、今年皆さんが注目すべき25のバイオの新潮流をまとめました。本日はその25の中から、以下の4つの注目すべき、バイオ新潮流を紹介いたします。
●中分子医薬の萌芽
●mRNAワクチンで存亡の危機に瀕する我が国のワクチン・メーカー
●放射性同位元素標識バインダーの実用化

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皆さん、お元気ですか?

8月の宮田満のバイオ・アメージング(無料LIVE)はAIとバイオを取り上げます。8月9日に第一弾を生放送。理化学研究所 革新知能統合研究センターの杉山将センター長をお招きして、「バイオとAIの融合は可能か?」をテーマに討議いたします。皆さんのご参加・ご質問を期待しております。
https://www.jba.or.jp/jba/seminar/se_02/_ai_1.php

ペプチドリームは死なず。前回のコラムでは、単なる環状ペプチド・ライブラリーの供給メーカーから、ペプチド薬剤複合体(PDC)による創薬に踏み出したペプチドリームを取り上げました。今回はPDC以外の環状ペプチドや低分子による創薬の進展と成長因子活性を持つ環状ペプチドによって、再生医療支援産業に乗り出した新戦略に焦点を当てます。2回シリーズの完結編です。本当にペプチドリームは医薬品を開発できるのか?その疑問に答えます。

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皆さん、お元気ですか?
もうすぐ、満員締め切りになります。こんなにも次世代の食糧システムにご関心があるとは、正直言ってびっくりしております。培養肉からコオロギまで、次世代の食糧システムの全貌と課題を議論するLIVE討議(無料)を行います。後100人弱でシステムの限界で締め切ります。以下より詳細にアクセスの上、お申込み願います。
https://www.jba.or.jp/jba/seminar/se_02/post_293.php

ペプチドリームは死なず。一時、外資系投資ファンドの日本株からの戦略的撤退のあおりを受けて、2021年1月29日をピーク(6110円)に株価が急落、2022年7月12日現在、1550円まで落下しています。2022年3月28日に富士フイルム富山化学から放射性医薬部門を切り出したPDRファーマを買収、とうとう研究開発から販売網まで垂直統合した製薬会社へと変貌したにも関わらず、株価の低迷は続いています。では、ペプチドリームはもう限界なのか?それは否です。この1年半の時間は決して無駄ではありませんでした。マルチモダリティの商品化の波が製薬企業やバイオ・ベンチャーを襲う中、着実に独自のビジネスモデルを構築、今や反転攻勢に出る体制を整えていました。同社の舛屋圭一副社長を直撃、ペプチドリームの脈拍を確かめて参りました。2回に分けて報道します。

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あっと言う間に新年から20日も経ってしまいました。明日は大寒。オミクロン株の浸透で、東京都はとうとう検査陽性者7000人を超えてしまいました。New York市や南ア、英国などのデータではオミクロン株は感染力が強く、1か月程度で急激に患者が増加、そして急減して終息する傾向があります。事実上、集団免疫が成立したためかも知れません。いつの間にか、TVなどでは感染者数ではなく、検査陽性者数と呼び変え、実際の感染状況を必ずしも表していないというアリバイを築きつつあります。皮肉なことにマスク着用や三密を避けるなど整然と感染防御行動を行っている日本はかえって、だらだらと感染が猖獗する可能性もあるのです。流行しているウイルスの性質×個人ごと、地域ごとのリスクベースの感染対策こそが、国民の健康と経済の両方を護る方策であると考えています。
さて、下記のリンクに示した年頭の連載を是非ご一読下さい。今年のバイオの方向を、命を削って絞り出したものです。
2022年バイオの新潮流22
→→新Mmの憂鬱、これを知らなきゃ明日はない、バイオの最新潮流2022(1、完結)
→→新Mmの憂鬱、これを知らなきゃ明日はない、バイオの最新潮流2022(2、完結)
→→新Mmの憂鬱、これを知らなきゃ明日はない、バイオの最新潮流2022(3、完結)

今号では昨年、中分子創薬の第一号の治験に入った中外製薬の中分子創薬の謎を解読します。最近、ヘルスケアイノベーションに加入したFさんが中外製薬の中分子関連特許を読み解いたエッセンスをお伝えします。中分子創薬の旗手、ペプチドリームのライブラリーは10の13乗ですが、中外製薬は10の12乗、この差を徹底的に究明いたします。「僕に黙って20年も研究していた」(永山治中外製薬名誉会長)という、中分子創薬プロジェクト(アポロ計画)の秘密はこれでした。

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