新Mmの憂鬱、破壊的イノベーションmRNAの衝撃、風前の我が国のワクチン企業

皆さん、お元気ですか?
サッカー欧州国別選手権EURO2020の決勝戦、イングランドvsイタリアが、英国ロンドのウェンブリー・スタジアムで日本時間月曜日早朝に開催されました。試合は息もつかせぬ好ゲームとなり、延長戦30分間でも1:1で決着がつきません。PK戦もし烈。両チームのキーパーが次々とPKを決める展開となりました。最終的には2:3でイタリアが勝利を掴みました。イングランドの最後のPKは新鋭の10代のSAKA選手で、イタリアのキーパーに阻まれ万事休すです。何故、10代の選手に5番目のキッカーを与えたのか?監督の差配にSNSは甲論乙駁で盛り上げってしまいました。でも、この悔しさがプロ選手を成長させる糧になると思います。SAKA選手の奮起を期待しています。

先週の金曜日に新型コロナワクチンの初回接種を受けました。確かに、注射部位周辺で炎症反応が起こったためか、若干鈍い痛みを感じました。しかし、翌日土曜日にテニスができましたので、大した副反応ではありませんでした。ワクチンは打つべきであるというのが結論です。問診の医師をインタビューした結果、mRNAワクチンのアナフィラキシーの主因は添加剤のポリエチレン・グリコール(PEG)であり、PEGが添加されている歯磨き粉や化粧品にかぶれた経験がなければ、副作用のリスクは低いとのこと。安心していただきたいと思います。
しかし、新型コロナウイルス・ワクチン国産化の遅れが、舶来ワクチンの気ままな供給に翻弄されて皆さんに不当なストレスを掛けているのではないでしょうか?我が国のワクチン企業が誇っていた世界的高品質を生み出してきた不活化ワクチン、弱毒化ワクチン、組換えコンポーネント・ワクチンなどの技術セットでは、新型コロナ・パンデミックに対応不能だったことを踏まえ、破壊的な技術革新であるmRNAワクチンの国産化が不可欠であると判断しています。この技術革新の波に我が国の企業が乗り遅れると、国内にワクチン・メーカーそのものが失われる危険性があります。感染症・パンデミック対策は国家のセキュリティの1丁目1番地です。私達は国家としてワクチン開発・製造力を喪失しかねない危機が、足下まで迫っていることに気が付かなくてはなりません。mRNAワクチンの開発プロジェクトを我が国はただちに立ち上げなくてはなりません。既得権を守るため、総論を言い立てている時間は残っていません。

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