新Mmの憂鬱、Merck社が米政府を提訴、自由薬価を護る戦いが始まった

皆さん、お元気ですか?

●宮田満のバイオ・アメージング
2023年6月14日(水)15:00~16:00。脳神経回路修復機構と老化との関わりを解明する!
村松 里衣子 氏((国研)国立精神・神経医療研究センター 神経研究所 神経薬理研究部 部長)と無料LIVE討議。
https://www.jba.or.jp/event/post_93/
●Miyaman’s Recommendation on the event on LINK-J
私も参加します。会場でもお会いいたしましょう。
2023.06.22 (木)午後6時から午後7時
第12回LINK-J Member’s Meetup医療アプリ・データ・情報サービスvol.2 ~会員間の交流を深めるためのミートアップイベント~
https://www.link-j.org/event/post-6145.html

2023年6月6日、米Merck社は米国政府(米国保健福祉省、MHHS)を米国WashingtonDC連邦地方裁判所に提訴した。薬価引き下げを強要する米国インフレ抑止法2022(IRA2022)が米国憲法違反に当たるという訴訟です。米国製薬業界の中ではいつか誰かが提訴するという噂でもちきりでしたが、とうとう民主党政権の強引な薬価引き下げ政策に対する反対の狼煙が上がったのです。来年11月の米国大統領選挙の大きな争点になることは間違いありません。我が国の大手製薬企業もバイオベンチャーも皆西を向いて、米国市場こそ成長市場だと思い込んでおりますが、今回の訴訟がそれを裏付けるか?はたまた裏切るのか?注目の裁判となりました。Merck社はプレスリリースをしておらず、主に米国メディアの報道に基づいて、お伝えします。それによるとMerck社は連邦最高裁判所まで行くと表明しています。自由薬価市場という幻想の崩壊の始まりなのかも知れません。

ここからは申し訳ありませんが有料で全文をお楽しみ願います。

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