皆さん、明けましておめでとうございます。

今年の後半には景気後退を経験する厳しい年となりますが、こうした状況でこそ安定的なニーズが存在するヘルスケア市場が注目されます。皆さんが最新のイノベーションを取り込むことができれば、逆境を順境に転じることができると考えています。全世界の政府が、新型コロナで窮乏化した国民に対する現金給付や企業対策で大盤振る舞い(我が国でも230兆円、米国は800兆円とも言われています)した結果、まだまだ世界には膨大な過剰流動性が存在しています。米国の政策金利が今年春にも上げ止まりすれば、債券から株式市場に資金が流れ込むと予想されます。米国の金利高で発展途上国から資金が米国市場に集中してくることも合わせると、不況下の株高といういささか不健全な状況が誕生すると考えています。我が国の株式市場も米国市場と深くリンクしており、不況下の株高は大いに期待できると考えています。不況下の株高により、2022年には2.5社しか我が国で株式公開することができなかったバイオ・ベンチャーが、2023年には数倍以上上場できる可能性があると楽観的に考えています。バイオなどヘルスケア関連企業は典型的なディフェンス銘柄でもあることも追い風となるでしょう。問題は本当にイノベーションを起すバイオ・ベンチャーがきちんと上場することです。今までのように、上場後に期待を裏切るような“なんちゃってバイオ・ベンチャー”の上場を許してはならないと思います。皆さんの革新的な研究成果を、実用化するインフラは我が国、そして世界に存在しております。是非、今年も明るい希望を持って、前進いたしましょう。

さて、新年2023年1月19日午前12時、第4回のMiyaman’s Venture Talk(無料LIVE)の開催が決定しました。今回はオンコリスの浦田社長をお招きして、ジェットコースターのようなバイオ・ベンチャー経営の醍醐味を伺います。皆さんからのご質問を大歓迎です。以下よりお申込みをお急ぎ願います是非、下記よりご登録をお急ぎ願います。
https://evententry.link-j.org/public/seminar/view/2806

新年の始めに、昨年末から膨大な資料をぐつぐつ煮詰めて、今年皆さんが注目すべき25のバイオの新潮流をまとめました。本日はその25のリストを開示し、来週以降の新Mmの憂鬱で25の新潮流の中身と展望を解説して参ります。

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皆さん、お元気ですか?
年明けの2023年1月19日午前12時、第4回のMiyaman’s Venture Talk(無料LIVE)の開催が決定しました。今回はオンコリスの浦田社長をお招きして、ジェットコースターのようなバイオ・ベンチャー経営の醍醐味を伺います。皆さんからのご質問を大歓迎です。以下よりお申込みをお急ぎ願います是非、下記よりご登録をお急ぎ願います。
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さて、今年最後の新Mmの憂鬱をお届けいたします。新年第一号は2023年1月6日の予定です。この年始年末の時間は、1年間のバイオ動向の振り返りと、次の1年の展望を見通すために、徹底的に資料を分析する予定です。新春第一号からそのエッセンスをお届けしたいと願っています。本日は、2022年1年間に米国の振興市場であるNASDAQに上場したバイオ・ベンチャー企業を分析しました。今年は2021年より大幅に上場件数が減りました。新型コロナの流行やポスト新型コロナを見据えた米国の政策金利引き上げの影響を強く受けた結果です。我が国でもバイオ企業の上場件数は2.5件と、昨年の半分に止まりました。しかし、驚いたことに、この逆風下でもしっかり急成長するバイオ企業もありました。やはり堅牢な科学基盤に基づいた新薬を開発しているバイオ・ベンチャーは本当に強かった。

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皆さん、お元気ですか?

21世紀になってもこんなことがあるのか?

一昨日、ロシアがウクライナに南北そして西から武力侵攻を始めました。現在もウクライナは存亡の危機に曝されています。BBCやCNNを見続けていますが、親ソ政権の樹立までこの戦いは続くかも知れません。我が国を含めた西欧日の非武力的制裁が奏功してロシア国内から戦争終結の声が現政権に撤退を促すまでとの時間の勝負です。ロシア経済の破壊も同時に見えない形で進行しています。いずれにせよ犠牲を両国の国民に迫ることになります。米国のバイデン大統領の指導力にも陰りが生じます。11月の米国の中間選挙は大きな波乱を呼びそうです。2022年は政治、そして経済でも世界が大きく揺さぶられる年となりました。ベンチャー・キャピタリストとしては、未来のリスクが増大、ハイテク関連企業の現在価値が低下し、手堅いバリュー株に資金が移動することが痛い。暫くは、バイオ・ベンチャーは堪え難きを、耐えることが強いられます。

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皆さん、お元気ですか?
前回、新人のベンチャー・キャピタリスト(VC)として、今年のクリスマスイブに投資した企業1社の上場が決まったという喜びの報告をいたしました。しかし、新人な故に慣習で目も曇っていないためか、我が国のほとんどのバイオ・ベンチャーが上場を目指す東京証券取引所の異常性が目につきます。岸田首相はバイオ・ベンチャーの進行に踏み切ったようですが、米国の新興市場NASDAQと比べて、イノベーションを評価できないという異常性を早急に正さないと、世界と競争できるユニコーンなど誕生する訳はないと思っております。皆さん、何とかいたしましょう。

今、ノーベル賞の本庶先生からAMEDが変なことし出したと伺いました。この件に関しても取材が終わり次第、ご報告させていただきます。どんどん官僚化、些末化、空洞化が進んでいるようです。日本にも科学研究管理のプロが必要ですね。なんだか製造業の旧弊から日本は抜け出していません。
◎関連リンク
https://www.jpx.co.jp/corporate/news/news-releases/1071/20191226-01.html

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皆さん、お元気ですか?
サッカーのイニエスタ選手はバルセロナの至宝でしたが、昨日から我が国の神戸の至宝にもなりました。同選手は年俸32億5000万円といわれる報酬を12億円減額しても、ヴィッセル神戸と2023年末までの2年契約を結ぶことを発表しました。誠にありがたい。この天才ミッドフィルダーからまだまだ日本の選手が実際の試合を通して学ぶことができます。年俸の減額は新型コロナで経営が苦しいヴィッセル神戸への配慮です。しかし、もう彼は億万長者ですから「神戸でキャリアを終えたい」」とまで言わせたのは、弱小チームだったヴィッセル神戸を成長させ、アジア・チャンピョン・リーグで優勝寸前のベスト4まで進めた実績を基に、次の2年間でアジア王者にまで育て上げるという意欲でした。「前進を止めた人は既に老いた老人に他ならない」。イニエスタ選手から学ぶことは本当に多いのです。ご注目願います。

緊急事態宣言が延長されました。最大の問題は大阪府などで起こっている医療崩壊です。これを防ぐためには、言うまでもなく地域の医療機関の連携とそれに対する資金的・人的支援が必要です。しかし、もっと根本的な問題解決は、中等症の新型コロナ患者を治療して、重症患者数を抑制すること。その切り札こそが新型コロナウイルスの中和抗体です。米国では既に3種の中和抗体カクテル製剤が、今年3月までに米国食品医薬品局(FDA)から緊急使用を認められています。TV・新聞などのマスメディアではワクチン接種ばかりが喧伝されていますが、米国政府がワクチンと抗体医薬の2正面作戦を取り、我が国より二桁も感染者数が多いカオスから科学的に新型コロナを着実に制圧しつつあることをもっと認識すべきです。おっとり刀で我が国の政府は中外製薬(スイスRocheグループ)から抗体カクテル製剤を調達する契約を結んだことを、2021年5月10日に発表しました。それはある意味で前進ですが、国民は再び落胆せざるを得ません。舶来のワクチンと抗体に国民の命をゆだねるしかない、この惨状に目を覆わざるを得ません。20世紀後半に生活習慣病の低分子薬で世界を席巻した我が国の製薬企業は、新型コロナ・パンデミックでは何故こんなにも無力なのでしょうか?

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