皆さん、お元気ですか?
サッカーのイニエスタ選手はバルセロナの至宝でしたが、昨日から我が国の神戸の至宝にもなりました。同選手は年俸32億5000万円といわれる報酬を12億円減額しても、ヴィッセル神戸と2023年末までの2年契約を結ぶことを発表しました。誠にありがたい。この天才ミッドフィルダーからまだまだ日本の選手が実際の試合を通して学ぶことができます。年俸の減額は新型コロナで経営が苦しいヴィッセル神戸への配慮です。しかし、もう彼は億万長者ですから「神戸でキャリアを終えたい」」とまで言わせたのは、弱小チームだったヴィッセル神戸を成長させ、アジア・チャンピョン・リーグで優勝寸前のベスト4まで進めた実績を基に、次の2年間でアジア王者にまで育て上げるという意欲でした。「前進を止めた人は既に老いた老人に他ならない」。イニエスタ選手から学ぶことは本当に多いのです。ご注目願います。

緊急事態宣言が延長されました。最大の問題は大阪府などで起こっている医療崩壊です。これを防ぐためには、言うまでもなく地域の医療機関の連携とそれに対する資金的・人的支援が必要です。しかし、もっと根本的な問題解決は、中等症の新型コロナ患者を治療して、重症患者数を抑制すること。その切り札こそが新型コロナウイルスの中和抗体です。米国では既に3種の中和抗体カクテル製剤が、今年3月までに米国食品医薬品局(FDA)から緊急使用を認められています。TV・新聞などのマスメディアではワクチン接種ばかりが喧伝されていますが、米国政府がワクチンと抗体医薬の2正面作戦を取り、我が国より二桁も感染者数が多いカオスから科学的に新型コロナを着実に制圧しつつあることをもっと認識すべきです。おっとり刀で我が国の政府は中外製薬(スイスRocheグループ)から抗体カクテル製剤を調達する契約を結んだことを、2021年5月10日に発表しました。それはある意味で前進ですが、国民は再び落胆せざるを得ません。舶来のワクチンと抗体に国民の命をゆだねるしかない、この惨状に目を覆わざるを得ません。20世紀後半に生活習慣病の低分子薬で世界を席巻した我が国の製薬企業は、新型コロナ・パンデミックでは何故こんなにも無力なのでしょうか?

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皆さん、お元気ですか?
ワールドカップ・アジア予選で、サッカー日本代表がモンゴル代表を14:0で打破しました。欧州のメディアなどでは「情け容赦ない」と評したところもありましたが、手を抜かない日本、そして自身の生き残りもかかった日本代表の個々の選手の心情としてはやむを得なかったのではないでしょうか?日本代表はかつてフィリピン代表を15:0で下したこともあります。

新型コロナウイルスのパンデミックに人類が対抗する第二段階に入りました。パンデミックの問題は、変異型の出現によって流行が再び立ち上がり、診断薬やワクチン、そして治療薬(抗ウイルス剤)に対する抵抗性を示す可能性があることです。事実、世界中に感染が拡大した結果、今や武漢型ではなく、英国型、南ア型、ブラジル型、フランス・ブルターニュ型など多様な新型ウイルスの変異株が流行の主流となりつつあります。我が国でも英国型変異株が神戸でクラスターを発生するなど、全国各地に世界中から変異型ウイルスが侵入しつつあります。勿論、RNAゲノムを持つこのウイルスはRNA合成酵素によって増殖する度に複製され、変異を生んでいきます。日本でも変異型は発生するのです。今や変異型の出現と人類はそれに対抗する診断薬、ワクチン、治療薬の開発スピードで競う第二段階に入ったのです。昨日、米Moderna社が南ア型ワクチンの治験を米国で始めたというニュースが飛び込んできました。日本ではタカラバイオが変異型を検出するPCR検査薬を発売しました。第二段階の感染を制圧するためには、技術開発に加えて許認可の規制緩和(時間短縮)も必要です。Moderna社がどんな治験を行うのか、是非情報を共有いたしましょう。日本の国運を懸けた新型コロナのmRNAワクチンの治験も先月始まったところです。

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皆さん、お元気ですか?取材が長引き、1日、皆さんにコラムを送信することが遅れました。タイムリーに情報を共有したかったのでご容赦願います。

世の中には、上には上があるものです。UEFAチャンピョンズリーグ準々決勝第二戦でアトレチコ・マドリードはチェルシーに0:2で負けました。2戦合わせて0:3、まさに完敗です。パスの出どころを高い位置からのプレスで塞ぎ、シメオネ監督が勝敗の鍵を託したスアレス選手は最前線でまるででくの坊のように歩いているだけでした。チェルシー、恐るべし。世界で最も強いとされるプレミアリーグのチームが、決勝を制しそうな勢いです。アトレチコマドリードはゆっくり休養して、リーガエスパニョーラの優勝に専念すべきだと思います。

昨日、菅首相は2021年3月21日から二回目の緊急事態宣言を全面解除すると宣言しました。新鮮味と緊迫感を失った緊急事態宣言は確かに賞味期限切れでした。既に先週と比べ、各曜日で東京都の新型コロナウイルスの感染者数は増加を示しています。しかし、リバウンドは避けられません。東京大学の研究者のシミュレーションでは、5月のゴールデン・ウィークには三回目の緊急事態宣言を発令しなくてはならなくなりそうです。政府も当然、リバウンドを押さえこむ5つの対策を合わせて発表しましたが、これが見事に急所を外してしまったのです。政府の新型コロナ対策の関係者からは「もう打つ手なし」という声まで漏れてきました。一方で、経産省や国土交通省は、GO TO TRAVELの段階的な再開に動いています。この政府の無策によるカオス的な状況を救うのは、皆さんの足下を流れている下水中の新型コロナ検査にあると私は確信しています。驚く読者は多いと思いますが、胃腸炎の原因であるノロウイルスの流行を下水検査と市民への情報共有で、仙台市と東北大学は制圧しつつあります。まったく同じテクノロジーとシステムを、少なくとも首都圏で適用できれば、私達にも明るい未来が見えてきます。しかも良いのは、下水検査でその地域の流行終結も分かることです。この情報と病床の逼迫度を合わせれば、誰もが納得がいく非常事態宣言の発令と解除を政府ができると考えます。

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皆さん、お元気ですか?

困ったことに記事を書けば書くほど、アトレチコ・マドリードのファンであることを強く認識するようになりました。昨シーズンのバルサ狂いは何だったのか?まったく酷いファンもいたものです。でも、こうなったのはメッシ選手の親友だったスアレス選手を「年寄りだ」の一言で放出した愚かな監督とフロントの責任です。さて、過密日程の中3月13日に行われた第27節アトレチコvsヘタフェ戦は0:0の引き分け、終了間際のベンゼマ選手の値千金のゴールで勝利したレアル・マドリードが勝ち点で6点差に近づいてきました。しかし、アトレチコにとっては、あれだけ引いて守ったヘタフェ戦は引き分けで良いのです。今週水曜日に予定されているUFEAチャンピョンズ・リーグのチェルシー戦に集中して欲しいと願っています。

イノベーションは止まらない。英語で書くと、まるで富士フイルムが今テレビで展開しているCIのコマーシャルそのものになってしまうのが癪ですが、それはまさに真実です。そして決して止めてはならないのです。我が国の大手企業はかつてのソニーなど一部の企業を除き、欧米で起こったイノベーションのコスト削減による成功体験しかないので、永続的にイノベーションを続けなくてはならないという発想が薄く、ついクリームスキミング(利益重視)に走り、結局は同じ市場の成熟によって早期に製品寿命の終息に辿り着いてしまいます。イノベーションの波に形だけ乗っても、次の波には乗れないのです。
新型コロナワクチンの開発が酣になってきましたが、このイノベーションも止まらない。なんと、mRNAワクチンで先陣争いを繰り広げている米Moderna社が、次世代の新型コロナワクチン、mRNA-1283の治験を、2021年3月15日に米国で着手したのです。同社はこの次世代ワクチンで我が国の市場に上陸しようという戦略もほの見えてまいりました。皆さん、もたもたしている時間はないのです。我が国の国産新型コロナワクチンもこのmRNA-1283と対抗する戦略転換を強いられるのです。

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皆さん、お元気ですか?

昨夜行われたUEFAチャンピョンズリーグのバルセロナVSパリ・サンジェルマンの試合は見ごたえがありました。ホームで1:4という屈辱の敗戦を喫したバルセロナがどこまで頑張るか見ものだったのですが、結果は1:1の引き分け。パリ・サンジェルマンのエムベバ選手に与えた不用意なPKとキーパーのケーラー・ナバスの美技によって、事実上の勝利を得ました。ホーム&アウェイの総得点で2:5でパリ・サンジェルマンが勝ち抜きました。メッシ選手のPKをケーラー・ナバス選手が防いだことが、最大の勝因でした。30台半ばであの反応は素晴らしい。

いよいよ日本でも、2021年2月17日から新型コロナ・ワクチンの接種が始まりました。昨年、我が国政府は次々と米Pfizer社、英AstraZeneca社、そして米Moderna社など新型コロナ・ワクチンの製造企業と契約、ワクチンの調達は他国に比べても、遜色なく進められました。しかし、実際の接種になるともたつき、米ジョンズ・ホプキンス大学のコロナウイルス・リソース・センターの調査では、2021年3月9日現在、国民のワクチン接種率(2回接種)は世界85番目でした。新型コロナの感染者数が少ないアジア・太平洋諸国の中だけで比較しても、シンガポール、オーストラリア、インドネシア、インド、バングラデシュ、カンボジア、中国、香港、イランの後塵を我が国は拝してしまったのです。このままでは国民が集団免疫を獲得(人口の50%以上接種)、安心した状態で東京オリンピックを迎えることは難しい。

但し、我が国政府は1億5700万人分の購入契約を結んでいるので、ワクチンの国民への普及は時間の問題であります。最大の問題は、我が国の国民が新型コロナ・ワクチンの副反応を61%も国民が懸念しており、英国インペリアル・カレッジが調査した15か国で最も大きな不安をいだいていることです。そこで、現在までのデータから、新型コロナ・ワクチンの安全性をまとめてみました。皆さんがワクチン接種の判断にお役立て下さい。

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皆さん、お元気ですか?

昨夜のチチパス選手の笑顔は忘れられません。4時間を超えるフルセットの激闘の末、見事なバックハンドの一撃により、全豪オープンでこれまで絶好調だったナダル選手を仕留めたのです。第一、第二セットを簡単にナダル選手が奪取、もう負けたと思った試合でした。しかし、ふっきれたのか、第三セットから鋭いストロークとサービスが決まりだし、とうとう全豪オープンの準決勝に駒を進めることができました。実はもっと忘れられないことが耳に残っています。最後の1ポイントを決めた時に、無観客のドームスタジアムに鳴り響いたチチパス選手の父親が上げた勝利の雄たけびです。まさに、父パス、、、、、でした。

新型コロナ・パンデミックの影響で世界の実態経済が低迷、各国の財政出動や金融緩和によって支えられた株式市場だけが異様な盛り上がりを見せています。そんな異常事態がバイオ産業には幸いしつつあります。どうやら2020年はバイオ産業にとって最高の年となった模様です。米国のメディアBioworldの調査によれば、2020年にバイオ産業は全世界で1340億ドル(約14兆1879億円)もの投資資金を確保することに成功しました。そのほとんどが研究開発投資に回ることを考え、加えて新型コロナによって世界は新薬やワクチン、そして診断薬開発の重要性を深く認識したことも考えると政府や慈善団体からの投資も増加するはずです。つまり、ここ5年から10年のバイオや生命科学の研究を加速させるガソリンが、バイオ産業に注入されたのです。未来がますます楽しみになってまいりました。

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箱根駅伝は最終区で劇的な駒澤大学の逆転勝利を生みました。しかし、創価大学もよく頑張りました。駅伝という日本的な集団スポーツに反発はしているのですが、何故かTVを見てしまいます。日本人だなと毎年正月に思い知らされるイベントです。皆さんはいかがでしたか?

2020年1月7日(米国時間1月6日)、米国議会の両院合同総会の生中継を見ながらこれを執筆しています。米国新大統領が最終的に決定されるプロセスです。トランプ支持のデモ隊が議会に乱入し一時討議が中断されましたが、現在は議論が再開されたところです。各州の投票に対して異議申し立てが起こり、上院下院で投票が行われるため、最終的に確定するためにはまだ長丁場となりそうです。米国の政治の分断と混迷を痛烈に感じることができる画像です。分断された米国と統制を強める中国の狭間に挟まれた我が国のかじ取りの難しさは、今回お示ししている10大潮流の根底に存在することを是非、認識していただきたいと思います。バイオ/ヘルスケアのイノベーションによって長寿国というこれから世界のどの国も直面する課題を解決することによって、力強い成長を取り戻すことが、我が国の進路と国民の安寧を決めると考えています。もうすぐ我が国でも二回目の新型コロナウイルス流行に対する非常事態宣言が発出されます。輸入ワクチンにだけ活路を見出していては情けない。是非とも、診断・治療・予防、そして社会科学的インフラと国民の行動変容による感染対策など、すべてで世界をリードするイノベーションを実現させていきましょう。政府はまだ余している補正予算の予備費を惜しみなく注ぎ込んできただきたい。同時に、国民の所得補償にもう一度、各人に現金を給付する必要もあります。現在、円高でまだまだ国債を発行する余力を我が国は持っています。

さて前書きが長くなりましたが、1月3日に引き続き、新Mmの憂鬱、2021年、バイオ/ヘルスケアの10大最新潮流の続きをお届けします。私が注目している10のイノベーションに対するご意見を是非、記事全文(有料会員登録が必要)の最後にあるご意見欄に投稿願います。昨年から苦労して成熟させてきた、意見交換システムがうまく作動するか試してみましょう。また、当然、私が注目している以外にもきっと重要なトレンドがあるはずで、それを皆さんから学びたいと願っております。

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皆さん、お元気ですか?
バルセロナが冴えません。リーガエスパニョーラ第11節で下位リーグから昇格したカディスに1:2で敗れました。しかもその負け方が情けない。ゴールキーパーのテア・シュテーゲンが、突進してきたカディスのフォワード、アルバロ・ネグレド選手の迫力に圧倒され、クリアしたボールをネグレド選手に当て、そのままゴールされてしまったのです。チャンピョンズ・リーグでも、キーパーのミスでゲームを失っています。最後の壁であるキーパーのミスは、チーム全体の士気を阻喪させるものです。上手くいっていないチームはますます落ち込んでしまいます。一方、アトレチコ・マドリードは、新型コロナから復帰したスアレス選手はチームにまだフィットできませんでしたが、後半メンバーを入れ替えたら、まるでチームが生き生きと爆発、バリャドリードに2:0で完勝、首位に躍り出ました。他のチームより2試合消化していない段階での首位です。理論的には最大勝ち点6点差をつけたことになります。このまま突っ走りそうな予感がいたします。

本日(2020年12月8日)から英国では「史上最大のワクチン接種計画」が始まりました。米Pfizer社が独BioNTech社から導入したmRNAワクチン、BNT162b2の緊急使用が始まりました。今月中に米国(12月15日接種という未確認情報も)、欧州、そして我が国でも来年春までには緊急使用が認められる見込みです。一方、ロシアではアデノウイルス・ベクター・ワクチン「Sputnik V」の大規模接種が11月5日からロシアで始まりました。また、もう一つのmRNAワクチンである米Moderna社のmRNA-1273も米国では12月22日から接種開始(未確認情報)という噂も流れています。中国では2020年7月から中国Sinopharma社の不活化ワクチンが緊急使用されています。バタバタと使用認可が認められた新型コロナ・ワクチンですが、読者の皆さんはすぐに接種したいとお思いでしょうか?我が国の医療関係者には結構後ろ向きの意見も多いのです。我が国政府はPfizer社が国内で展開中の160人の治験データと海外のP3データにより安全性と有効性を確認した上で、特例承認に踏み切る見込みです。ただ実際の接種は国民の選択に委ねるという無責任な態度を取り、重症化するリスクの高い老人にまず接種するという甘い言葉を政府は弄しておりますが、それは本当なのか?今回のコラムで検証いたします。

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