皆さん、お元気ですか?
まずはお知らせです。われら男性のY染色体は徳俵まで追い詰められています。消失は逃れられない運命なのか?LGBTに対する私達の偏見も正す最新研究をJBA提供で6月29日、15時から1時間LIVE配信します。一期一会の無料放送なので下記からお申込み願います。まだちょっと余裕があります。お急ぎ下さい。
https://www.jba.or.jp/jba/seminar/se_02/_xy.php

また、7月8日から始まるバイオ目利き人材養成プログラムBIG第4期に多数ご応募いただき大変ありがとうございました。第4期も60人以上のご参加をいただけます。心から感謝です。第五期も来年行いますので、今年申し込みそびれた方は是非、予算化願います。
https://miyata-inst.jp/big/

快進撃を続けていた2抗原特異抗体が少しふらついた感じです。私が期待していた「バビースモ」(ファリシマブ)が2つのフェーズ3治験で、「アイリーア」(バイエル薬品)と比較して視覚回復能力が同等、つまり非劣性として判定されたためです。本当に凝った2抗原抗体医薬なのに、非劣性とは満足がいかないのではないでしょうか?しかし、詳細に話を伺ってみると、そもそもエンドポイントを視覚回復(EDTSチャート試験)に絞らなくてはならない苦しい事情が見えてきました。そこに抗VEGF療法の壁がそそり立っていたのです。

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皆さん、お元気ですか?
まずはお知らせです。7月7日正午から生放送。第二回MIYAMAN’S VENTURE TALK、今回はタカラバイオの仲尾社長に製薬企業への脱皮の苦労を伺います。下記から登録いただければ無料で視聴できます。どうぞご登録願います。
https://www.link-j.org/event/post-4650.html

生体医薬、抗体医薬、核酸医薬、再生医療、中分子医薬そしてとうとうmRNA創薬まで、製薬企業やバイオベンチャーを新しいモダリティの波が奔流のように押し寄せています。こうした未来が見え難いカオスの中で、我が国の製薬企業やベンチャーのR&D責任者は一体どんな未来を見、どんな戦略を取るのか?シリーズで取材しました。第1回は我が国の抗体医薬や中分子創薬で先陣を走る中外製薬を取り上げます。2022年3月29日付けで取締役に就任、R&Dのトップに立った同社山田尚文取締役上席執行役員、プロジェクト・ライフサイクルマネジメント(R&D)、研究、トランスレーショナルリサーチ、臨床開発、製薬統括にずばり伺いました。2回に分けてお伝えいたします。今回は完結編です。

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まずはお知らせです。7月7日正午から生放送。第二回MIYAMAN’S VENTURE TALK、今回はタカラバイオの仲尾社長に製薬企業への脱皮の苦労を伺います。下記から登録いただければ無料で視聴できます。どうぞご登録願います。
https://www.link-j.org/event/post-4650.html

生体医薬、抗体医薬、核酸医薬、再生医療、中分子医薬そしてとうとうmRNA創薬まで、製薬企業やバイオベンチャーを新しいモダリティの波が奔流のように押し寄せています。こうした未来が見え難いカオスの中で、我が国の製薬企業やベンチャーのR&D責任者は一体どんな未来を見、どんな戦略を取るのか?シリーズで取材しました。第1回は我が国の抗体医薬や中分子創薬で先陣を走る中外製薬を取り上げます。2022年3月29日付けで取締役に就任、R&Dのトップに立った同社山田尚文取締役上席執行役員、プロジェクト・ライフサイクルマネジメント(R&D)、研究、トランスレーショナルリサーチ、臨床開発、製薬統括にずばり伺いました。2回に分けてお伝えいたします。

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皆さん、お元気ですか?
ゴールデン・ウィーク、いかがお過ごしでしたか?若干の筋肉痛は残るものの仕事に復帰いたしました。

エーザイがゴールデン・ウィーク明けの2022510日、米国で次世代の抗アミロイドβ抗体(抗体)、レカネマブの段階的製造販売承認申請を完了したと発表しました。同社は年内に条件付き認可を獲得、2023年中には正式認可を米欧日で獲得することを目論んでいます。抗抗体「Aduhelm」の蹉跌は、抗抗体開発競争の序章に過ぎません。アルツハイマー病治療薬の本当の勝負は同社の内藤晴夫CEOが今年3月に宣言した「抗抗体開発競争の第二章」にかかっているのです。勿論、第二章もし烈な競争もが待っていました。米Eli Lilly社とエーザイ・Biogen社が先陣争いを繰り広げています。実際、両社が米国で次世代の抗抗体の段階的製造販売承認申請を開始したのは、それぞれ20218月と同年9月。わずか1か月差の鍔迫り合い。これを一昨日、段階的製造販売承認申請完了ででエーザイが逆転したばかりです。しかも、ダークホースであるスイスRoche社・米Genentech社・中外製薬という抗体医薬の巨人グループも虎視眈々と次世代抗抗体の商品化を狙っています。一体、第二世代商品化の勝者は誰なのか?

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あっと言う間に新年から20日も経ってしまいました。明日は大寒。オミクロン株の浸透で、東京都はとうとう検査陽性者7000人を超えてしまいました。New York市や南ア、英国などのデータではオミクロン株は感染力が強く、1か月程度で急激に患者が増加、そして急減して終息する傾向があります。事実上、集団免疫が成立したためかも知れません。いつの間にか、TVなどでは感染者数ではなく、検査陽性者数と呼び変え、実際の感染状況を必ずしも表していないというアリバイを築きつつあります。皮肉なことにマスク着用や三密を避けるなど整然と感染防御行動を行っている日本はかえって、だらだらと感染が猖獗する可能性もあるのです。流行しているウイルスの性質×個人ごと、地域ごとのリスクベースの感染対策こそが、国民の健康と経済の両方を護る方策であると考えています。
さて、下記のリンクに示した年頭の連載を是非ご一読下さい。今年のバイオの方向を、命を削って絞り出したものです。
2022年バイオの新潮流22
→→新Mmの憂鬱、これを知らなきゃ明日はない、バイオの最新潮流2022(1、完結)
→→新Mmの憂鬱、これを知らなきゃ明日はない、バイオの最新潮流2022(2、完結)
→→新Mmの憂鬱、これを知らなきゃ明日はない、バイオの最新潮流2022(3、完結)

今号では昨年、中分子創薬の第一号の治験に入った中外製薬の中分子創薬の謎を解読します。最近、ヘルスケアイノベーションに加入したFさんが中外製薬の中分子関連特許を読み解いたエッセンスをお伝えします。中分子創薬の旗手、ペプチドリームのライブラリーは10の13乗ですが、中外製薬は10の12乗、この差を徹底的に究明いたします。「僕に黙って20年も研究していた」(永山治中外製薬名誉会長)という、中分子創薬プロジェクト(アポロ計画)の秘密はこれでした。

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今朝ほど、京都大学本庶名誉教授、経団連の十倉会長、バイオインダストリー協会の中山理事長の新春鼎談の司会を終えたところです。読者の中にはライブでご覧になった方もいらっしゃるのではないかと思います。多士済々の議論はとても面白くためになりましたが、十倉会長から「バイオはゴレンジャー」という発言には思わず吹き出してしまいました。レッドバイオ(医薬)、ホワイトバイオ(化学・エネルギー)、ブルーバイオ(海洋)、グレーバイオ(環境)、グリーンバイオ(農業)と確かにバイオテクノロジーの応用は急拡大していました。10年前のホワイトバイオ・ブームは原油価格の下落によって鎮静化してしまいましたが、21世紀の今は国民の考えたたが変わり、持続可能性や環境保全に大きな価値を置くようになりました。加えて、ゲノム解析やゲノム編集技術、そして情報処理・AI技術の浸透によって、合成生物学も現実の工業生産に投入されるようになったのです。今や原油価格に左右されないゴレンジャー・バイオが成立できる条件が整ったと考えるべきなのです。レッドバイオの事業化に偏った我が国のバイオも2022年をきっかけに、欧米のようにバランスのよいバイオの発展の形に変わっていくと確信しました。「全産業にバイオを!」。今年の良きスローガンです。
さて、新春企画の第二弾をお届けします。頭をかきむしってこの1年のバイオの発展を振り返り、2022年のバイオを展望しようと願っています。今年は以下のバイオ新潮流22を指摘したいと思います。項目数が多いので、前号から3号に渡って解説いたします。どうぞお付き合い願います。

2022年バイオの新潮流22
●新型コロナが変えたバイオ研究開発
→新Mmの憂鬱、これを知らなきゃ明日はない、バイオの最新潮流2022(1)
https://miyata-bio.net/column/0000121/
●ADHELM騒動とその後
●新たな創薬資源、集団ゲノム解析から新薬誕生
●PPIの実用化が一段と進む、KRAS阻害剤発売
●薬剤耐性の輪廻から離脱か?アロステリック阻害剤誕生
●中分子医薬の曙
●ADC(抗体薬剤複合体)の実用化ラッシュ
●次世代抗体の進化
●AAV遺伝子治療の停滞とそれを打破する試み
●たった一人の患者のための創薬始まる
→今号はここまでを論じます。
●DTxの離陸とDXの製薬業への浸透
●モダリティや創薬標的としてmRNAに脚光
●次世代の癌免疫療法の勃興
●固形癌細胞療法に技術突破と血液癌で次世代のCAR-T細胞出現
●他家再生医療の実用化
●肥満治療薬の開花
●AI創薬に雪崩を打って参入
●in vivoゲノム編集治療でPOC
●富士フイルムの創薬事業からの撤退
●バイオベンチャー上場ブーム
●生命現象の場としての液液相分離に注目
●大学ファンド10兆円だけはない。生命科学研究費源の多様化が始まる
→2022年1月17日号に掲載予定

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皆さん、お元気ですか?
皆さんの熱いご支援のおかげで、「新Mmの憂鬱」も一周年を迎えました。順調に読者を増やし、成長しつつあります。日経BP社による「Mmの憂鬱」の突然の廃刊決定でばたばた対応いたしましたが、かえって21世紀型の記者が独立したメディアを運営する絶好のチャンスに転ずることができたと感謝しております。思えばサラリーマンとは本当にローマ帝国の奴隷にそっくりですね。婚姻・居住の自由はありましたが、参政権はなく、収益のほとんども吸い上げられる状態です。インターネットの登場で、メールや人事・会計システム、リモート会議システム、SNSなど、個人でありながらほとんどコストを掛けずに、大企業以上のインフラが入手できるようになった今、大企業の頸木から才能あふれる個人が飛び出す下剋上が始まりました。

欧米では30年前から、大手製薬企業の経営陣よりもバイオ・ベンチャーの経営者の方が報酬高く、経営の自由もある逆転現象が起こり、ビッグ・ファーマのCEOがベンチャー企業のCEOに転ずるケースが増えてきました。我が国では戦後の経済成長と農耕文明の伝統から、なかなかこうした下剋上は起こらなかったのですが、とうとう大手製薬企業や化学企業の経営者より高い役員報酬を上げるバイオ・ベンチャーの経営者が現れたのです。この下剋上、一時的なものだと考える読者も多いかもしれませんが、私は今回の変化は永続性があり、我が国も大手製薬企業の経営者が「ベンチャーって、ええな」と思う時代に入ったと判断しました。時代の大きな変わり目に直面しています。

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皆さん、お元気ですか?

2年前の6月、我が国の癌ゲノム医療が本格的に離陸しました。「OncoGuide NCCオンコパネル システム」(シスメックス)と「FoundationOne CDx」(中外製薬)の2種類の癌遺伝子パネル検査が保険収載(技術料56万円)され、我が国の癌患者さんの癌組織に存在する遺伝子の変異プロファイルに応じて、最適な抗がん剤などの処方が選択できる時代となったと喧伝(私も)しました。ではこれだけ国民の期待を高めた我が国の癌ゲノム医療の成績はどうだったのか?2年後のデータを確認すると、期待とは大きく外れた姿が見えてきたのです。我が国が先端医療の技術革新を咀嚼し、国民の幸福につなげるためのインフラの欠陥が露わになったのです。また、ため息です。

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皆さん、お元気ですか?
東京パラリンピックが始まりました。身体の不具合を補う装具の革命的な発達によって、ものすごい記録が打ち立てれています。特に注目しているのは陸上の走り幅跳びであり、パラリンピック記録のほうが、オリンピック記録を上回ることを期待しています。まだまだ先でしょうが、理想的な姿はオリンピックとパラリンピックの垣根を取り払うことです。新素材や加工技術など様々なイノベーションがそれを可能にするでしょう。ただ、悩ましいのは電子制御によるサイボーグ化をどこまで許容するのか、その是非と線引きに逡巡せざるを得ないことです。

とうとう新型コロナ抗体医薬の国産化に乗り出す企業が現れました。札幌市のベンチャー企業イーベックです。同社は回復者の血液から独自の抗体クローン化技術によって、高機能の抗体医薬の開発に成功しました。1種類の抗体でデルタ変異株など幅広い変異株を中和することができます。現在、国内の病院や医療機関と連携し、回復者や医療従事者から同意を得て血液を収集、迅速に抗体医薬を開発するシステムも構築しました。今後、新型コロナがどんなに変異しても、また流行終息後に新たな感染の脅威が生じても、抗体医薬を迅速・適格に開発できる日本の免疫の盾を創り上げたのです。
前回のメールで報じた発症予防と軽症者の治療を可能とする経口治療薬とワクチンの開発を合わせて、新型コロナを退治する三本の国産の矢が姿をやっと現しました。しかし現在、新型コロナ関連資材のバリューチェーンは逼迫しており、我が国の国民を護るためには、原料や生産資材の国産化と確保も不可避となっています。経産省と厚労省の連携と奮闘も必要なのです。

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皆さん、お元気ですか?
リーガエスパニョーラが開幕しました。オリンピックが終わってほとんど時間なく、海外の24歳以下のタレントたちは舞い戻り、ピッチを駆け巡りました。誰も時には勝てないため、いつかメッシ選手がバルセロナを去ることがあるとは覚悟していましたが、あまりに突然で予想外の退団は空しさだけを残しました。第一節、勝利は獲得したもののバルセロナの試合はつまらなかった。雑なサッカーで普通の強いチームになっていました。フランスのリーガ・アンに鞍替えしようかとも悩んでおります。

新型コロナと豪雨のおかげで、散々なお盆休みとなりました。デルタ株の出現で、新型コロナ・パンデミックはより厳しい第二段階に入りました。感染者数がピークアウトしない第5波によって我が国では医療逼迫が危機的状況となり、さらに恐れていた新型コロナの治療薬のバリュー・チェーンもとうとう破綻し始めました。このままでは治療薬が手に入らず、患者が救えない可能性も出てきたのです。ワクチンだけでなく、治療用抗体をも海外に依存している我が国の政府は砂上の楼閣を頼りにしているのです。なんとしても、ワクチン、そして抗体医薬の国産化を図らなくてはなりません。

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