皆さん、お元気ですか?
まずはお知らせです。いよいよペプチドリームの舛屋副社長とのガチンコ対談(9月8日午前12時から午後1時:無料LIVE)が迫って参りました。今回は打ち合わせ無しでぶつかります。テーマはペプチドリームの第二の創業の成否です。是非、ご期待願います。下記からお申込みをお急ぎ願います。700人ものお申込みがあります。もうすぐ満員です。
https://www.link-j.org/event/post-4900.html

週二回のテニスと水泳、やりたくはない食事制限(基本的に昼食を抜いた一日二食)と、肥満との孤独な戦いを展開しております。何とか体重を維持しているものの、減量の兆しはありません。米国CDC(疾病管理センター)は今や肥満を米国の重要疾患として警告を発しています。確かにCDCの発表資料を見ると、米国では国民全体が肥満している傾向が明らかです。肥満は生活習慣病の発症基盤でもあり、先進国の疾患リスクであります。この21世紀の巨大疾患に対して、生活習慣の改善に加えて、抗肥満薬の解決が不可欠です。従来の抗肥満薬は中枢に作用し食欲減退や消化管の栄養吸収を阻害することで、減量を実現してきましたが、2014年、米国食品医薬品局が高用量のGLP-1(リラグルチド)誘導体製剤「サクセンダ(Saxenda)を肥満薬として認可したことから、新しい段階に突入しました。生体内のインクレチン作用など、私達の身体の中にある肥満抑制のメカニズムを利用した根本的な治療薬の開発が始まったのです。これらの第二世代の抗肥満薬は、病的に減量するのではなく、本来の患者さんの正常な体重まで減量することができると想定されているのです。そして、今月、新たな第二世代の抗肥満薬候補が登場したのです。

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皆さん、お元気ですか?
まずはお知らせです。いよいよペプチドリームの舛屋副社長とのガチンコ対談(9月8日午前12時から午後1時:無料LIVE)が迫って参りました。今回は打ち合わせ無しでぶつかります。テーマはペプチドリームの第二の創業の成否です。是非、ご期待願います。下記からお申込みをお急ぎ願います。もうすぐ満員です。
https://www.link-j.org/event/post-4900.html
しかし、駐フランス元大使から「川上哲治(巨人軍元監督)に似てきた」と言われてポカーンとしたことがありましたが、このサイトの写真、確かにちょっと似て来ました。

さて、皆さんはシンギュラリティという言葉を聞いたことがあると思います。コンピュータの計算能力が高まり、2045年にはヒトの脳の能力を上回るシンギュラリティが来るという予測で驚いたことを覚えています。その当時はAIが人間の仕事を奪うなどと散々脅かされたため、シンギュラリティを怖い言葉だと誤解している読者も多いと思います。正しくは、シンギュラリティは技術転換点を意味し、ある技術の発展が新しい段階に入る時点を意味します。当然、バイオテクノロジーにもシンギュラリティは来るのです。米Johns Hopkins大学のMichael Shatz教授はそれが2035年に到来すると予測しています。2035年に到来するゲノム・シンギュラリティ(私の造語です)とはいったい何なのか?これから共有したいと思います。

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皆さん、お元気ですか?
夏休みのため、12日間もご無沙汰をしておりました。皆さんはきっと充実した夏休みをお過ごしと推察しております。私は3年振りに完全復活した京都の送り火に馳せ参じました。しかし、新型コロナの第七波を避けるため、なんと東京から京都まで6時間のドライブを敢行いたしました。東京を午前4時半に出発したら京都に午前11時前に到着、ホテルがあまりの早い到着に慌てるという奇妙な経験をしました。帰途は線状降雨帯を突き抜け、土砂降りの中100km/hでとんぼ返りする羽目に。この往復12時間のドライブで「意外に簡単じゃないか」と妙な自信を着けたものの、その後、整体、マッサージ、テニス、水泳を行い何とか、この1週間で休み前の体調に戻しました。やはり無理は禁物です。
●3年振りの左大文字
https://twitter.com/miyatamitsuru/status/1559501641035894784

日経バイオテク8月8日号とダイヤモンド・オンライン8月22日号に、製薬企業・バイオ企業の年収調査が掲載されました。独立した調査で、ちょっと齟齬もありますが、ざっと見て、欧米では10年以上前に起こったバイオベンチャーと大手製薬企業の収入面の下剋上が我が国でも起こりつつあることが見て取れる面白い調査結果でありました。1994年のインターネットの世界的普及、2006年のFacebook、TwitterによるSNSの勃興、2010年のiPhone4の発売による本格的なスマホの普及などにより、今までの“寄らば大樹の陰”の大企業モデルが崩壊しつつあると考えています。小さくスマートなベンチャー企業の方が有利な世界となったのです。今後、大手製薬企業の解体が進めば、多数のベンチャー企業に人財が供給され、成長が更に加速されるでしょう。勿論、資本を蓄積し、世界に新薬を供給するネットワークの投資が終わったトップ10のグローバル・ビッグ・ファーマは生き残るでしょうが、その従業員は楽しくなさそうです。平均年収もワクワク感も、ベンチャー企業と比べると見劣りするためです。さて、世界は今どう変わりつつあるのか?解説いたしましょう。これを直視しなければ、あなたの未来はありません。

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皆さん、お元気ですか?
そろそろ夏休みに入った読者も多いのではないでしょうか?新Mmの憂鬱も来週一週間はお盆休みをいただきます。次回は8月24日水曜日にメールをお届けいたします。

さて、お盆明け早々の2022年8月18日、我が国では7新薬が薬価収載される予定です。内、2種がバイオ医薬、1種が分子標的薬、そして1種がエピゲノム新薬でした。今回はBioMarin Pharmaceutical Japanが実用化した「ボックスゾゴ」(ボソリチド:遺伝子組み換え)に注目します。軟骨無形成症の特効薬として期待されていますが、この新薬によって希少疾患の新薬開発で単純な補充療法から、疾患を発症するパスウェイの調節による新薬開発“パスウェイ創薬”に同社が大きく踏み出したことも大きいと考えています。パスウェイ創薬は今後のバイオ医薬開発の重要な方向になります。

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皆さん、お元気ですか?

本日、HACARUSの藤原CEOと打ち合わせをしました。8月26日15時から1時間、とても皆さんのお役に立つ、少数データに基づくバイオAI導入について無料LIVEいたします。バイオや医療ではどうしてもビッグ・データを得ることが難しく、AI導入の最大の壁を形成しています。これを打ち破るスパース・モデリングとは何か?藤原CEOに鋭く切り込みます。これはバイオ・製薬企業の関係者に絶対役立つと確信しています。最後の20分は皆さんの質問セッションです。是非、下記からご登録願います。
https://www.jba.or.jp/jba/seminar/se_02/_ai_2.php

新薬開発のデジタル化はもう避けられません。新型コロナのワクチンや新薬の治験も、我が国の医療制度や病院のシステムがもっとデジタル化していれば、もっと加速できたはずです。少なくとも認可まで2年から1年遅れという惨めな状況にはならなかったはずです。また、保健所や地方自治体の負担が大きいから全数検査を止めろという暴論も、電子カルテシステムが統合されていれば、起きなかったはずです。我が国の医療・医学・創薬システムは累卵の上に成り立っています。河野太郎議員がデジタル大臣を拝命した今こそ、思い切って電子カルテの統合化とデータ活用に踏み切るべきでしょう。また、読者の皆さんの立場では治験のデジタル化こそが優先課題です。第二次岸田内閣の閣僚読み上げのニュースをぼーっと見ていたら、メディデータからプレスリリース(2022年8月10日)が届きました。そこには中外製薬がeIC(電子的治験参加者へ説明と同意)導入に踏み切ったと報じておりました。eICこそ、ブロックチェーン技術と肩を並べて治験のデジタル化を進めるエンジンです。多分、我が国初の導入だと思います。皆さん、時代が音を立てて変わりつつあるのです。

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皆さん、お元気ですか?
本日も前回の続きで、7月28日、バイオインダストリー協会が主催した「宮田 満のバイオ・アメイジング~緊急対談」で取り上げた培養肉とコオロギについて解説いたします。第二回は食用コオロギを通じて、画期的な食糧が社会的受容を得るための条件を探ります。今やブームとなりつつある培養肉も、社会受容が普及の大きな鍵となっています。地球の環境問題に心を馳せて、私達は未来の食品を選択しなければならないのか?この素朴な疑問と格闘いたします。第一回目の培養肉の記事も是非ご参照願います。

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今少し後悔しています。8月の宮田満のバイオ・アメージング(無料LIVE)はAIとバイオを取り上げます。8月9日に第一弾を生放送。理化学研究所 革新知能統合研究センターの杉山将センター長をお招きして、「バイオとAIの融合は可能か?」をテーマに討議いたします。このテーマが当たり前過ぎました。杉山先生は巷間言われている機械学習はAIに対する誤解を晴らすと意気込んでいます。本日の打ち合わせでバイオとAI融合の先に何があるのか?議論してみます。皆さんのご参加・ご質問を期待しております。もうすぐ締め切り。申し込みは下記より。
https://www.jba.or.jp/jba/seminar/se_02/_ai_1.php

さて、本日は7月28日、バイオインダストリー協会が主催した「宮田 満のバイオ・アメイジング~緊急対談」で取り上げた培養肉とコオロギについて2回連続で解説いたします。第一回は培養肉の夢と現実を解析します。2022年3月29日、我が国初の培養肉の試食会が開催されました。果たして、培養肉は美味しかったのか?来年にはオランダの培養肉ベンチャー、Mosa Meat社が培養肉バーガーを発売すると予告しています。実用化の期待が膨らむ培養肉の現実に切り込みます。

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まずはお知らせです。8月の宮田満のバイオ・アメージング(無料LIVE)はAIとバイオを取り上げます。8月9日に第一弾を生放送。理化学研究所 革新知能統合研究センターの杉山将センター長をお招きして、「バイオとAIの融合は可能か?」をテーマに討議いたします。杉山先生はAIのいろはから最先端までご解説いただきます。皆さんのご参加・ご質問を期待しております。締め切り迫る。申し込みは下記より。
https://www.jba.or.jp/jba/seminar/se_02/_ai_1.php

今月、エーザイは矛盾した記者発表を二つ行いました。第一は2022年7月6日、同社が米Biogen社と開発中の次世代抗アミロイドβ(Aβ)抗体、レカネマブがアルツハイマー病(AD)による軽度認知障害(MCI)および軽度ADに対する迅速申請申請が米国食品医薬品局(FDA)に受理され、2023年1月6日までに,審査終了することを記者発表しました。来年の1月上旬にはレカネマブの販売認可が得られる可能性が濃厚となってきたのです。しかし、この盛り上がりに一気に冷や水を浴びせかけたのが、2022年7月25日の記者発表でした。「2022年7月22日に米国科学誌Scienceに掲載された記事に関して、当社が開発中の抗アミロイドβプロトフィブリル抗体、レカネマブとは一切関係がないことをお知らせいたします」という奇妙な発表でした。エーザイが焦燥感に駆られた原因はまさに、次世代の抗Aβ抗体の治療概念がScience誌の記事で大きく揺らいだためです。まさにアイデンティ・クライシスなのです。

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お知らせです。8月の宮田満のバイオ・アメージング(無料LIVE)はAIとバイオを取り上げます。8月9日に第一弾を生放送。理化学研究所 革新知能統合研究センターの杉山将センター長をお招きして、「バイオとAIの融合は可能か?」をテーマに討議いたします。杉山先生はAIのいろはから最先端までご解説いただきます。皆さんのご参加・ご質問を期待しております。締め切り迫る。申し込みは下記より。
https://www.jba.or.jp/jba/seminar/se_02/_ai_1.php

2月24日のロシアのウクライナ侵攻、8月のペロシ米国下院議長の台湾訪問計画など、最近めっきりきな臭くなってきました。新型コロナ・パンデミックによる医療用具やワクチンの逼迫なども加わり、今や我が国政府は国民の安全と安寧を守るナショナル・セキュリティの確保に動きだしました。平和ボケの国民が厳しく苦い国際情勢の認識に至った結果、国防費ばかりでなく、特定重要物質のサプライ・チェーンの確保、特定重要技術の研究開発促進に我が国政府は本腰を入れたのです。2022年5月11日、経済安全保障推進法が国会で成立、年内にも一部施行されます。バイオテクノロジーも間違いなく重要技術の一つとして調査対象となっています。ここで冷たい現実を申し上げますが、戦争や国民の生命・生活に対する脅威に対する危機意識高揚はイノベーションのエンジンでもあります。戦争は愚行で避けるべきことです。が、国民の安念と安全を確保する政府投資は歓迎すべきです。是非とも皆さん、この政府の動きを注視し、善用いただきたいと願っています。

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皆さん、お元気ですか?
まずはお知らせです。8月の宮田満のバイオ・アメージング(無料LIVE)はAIとバイオを取り上げます。8月29日に第二弾を生放送。気鋭のベンチャー、HACARUS(株)の藤原健真CEOをお招きして、「スモールデータからはじめる医療領域におけるAIの活用」をテーマに討議いたします。皆さんのご参加・ご質問を期待しております。
https://www.jba.or.jp/jba/seminar/se_02/_ai_2.php

ビッグ・ファーマとバイオ・ベンチャーの第二四半期の決算説明のラッシュです。実はこの機会に、パイプラインの整理を発表する企業が多いので、毎年、いつも注目しております。今回、ビッグ・ファーマが提携した中国のベンチャー企業の治験薬の審査を延長したり、治験データを米国食品医薬品局(FDA)が相次いで拒絶したりしました。それに伴う、パイプラインの整理が眼につきました。昨今の中国のゼロ・コロナ政策と米中緊張が背景にあります。我が国ではまだ中国市場や中国のベンチャーからの技術導入に関心を持つ製薬企業やベンチャーが多いのですが、ロシアのウクライナ侵攻以降、つまり今年の2月24日以降、世界が急速に分断されつつある事実を深く認識すべきであると思います。もはや“エルドラド”は中国には存在していないと考えております。

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