皆さん、お元気ですか?

まずはお知らせです。8月の宮田満のバイオ・アメージング(無料LIVE)はAIとバイオを取り上げます。8月9日に第一弾を生放送。理化学研究所 革新知能統合研究センターの杉山将センター長をお招きして、「バイオとAIの融合は可能か?」をテーマに討議いたします。杉山先生はAIのいろはから最先端までご解説いただきます。皆さんのご参加・ご質問を期待しております。締め切り迫る。申し込みは下記より。
https://www.jba.or.jp/jba/seminar/se_02/_ai_1.php

今月、エーザイは矛盾した記者発表を二つ行いました。第一は2022年7月6日、同社が米Biogen社と開発中の次世代抗アミロイドβ(Aβ)抗体、レカネマブがアルツハイマー病(AD)による軽度認知障害(MCI)および軽度ADに対する迅速申請申請が米国食品医薬品局(FDA)に受理され、2023年1月6日までに,審査終了することを記者発表しました。来年の1月上旬にはレカネマブの販売認可が得られる可能性が濃厚となってきたのです。しかし、この盛り上がりに一気に冷や水を浴びせかけたのが、2022年7月25日の記者発表でした。「2022年7月22日に米国科学誌Scienceに掲載された記事に関して、当社が開発中の抗アミロイドβプロトフィブリル抗体、レカネマブとは一切関係がないことをお知らせいたします」という奇妙な発表でした。エーザイが焦燥感に駆られた原因はまさに、次世代の抗Aβ抗体の治療概念がScience誌の記事で大きく揺らいだためです。まさにアイデンティ・クライシスなのです。

ここからは申し訳ありませんが有料で全文をお楽しみ願います。

会員登録はこちらから

皆さん、お元気ですか?

お知らせです。8月の宮田満のバイオ・アメージング(無料LIVE)はAIとバイオを取り上げます。8月9日に第一弾を生放送。理化学研究所 革新知能統合研究センターの杉山将センター長をお招きして、「バイオとAIの融合は可能か?」をテーマに討議いたします。杉山先生はAIのいろはから最先端までご解説いただきます。皆さんのご参加・ご質問を期待しております。締め切り迫る。申し込みは下記より。
https://www.jba.or.jp/jba/seminar/se_02/_ai_1.php

2月24日のロシアのウクライナ侵攻、8月のペロシ米国下院議長の台湾訪問計画など、最近めっきりきな臭くなってきました。新型コロナ・パンデミックによる医療用具やワクチンの逼迫なども加わり、今や我が国政府は国民の安全と安寧を守るナショナル・セキュリティの確保に動きだしました。平和ボケの国民が厳しく苦い国際情勢の認識に至った結果、国防費ばかりでなく、特定重要物質のサプライ・チェーンの確保、特定重要技術の研究開発促進に我が国政府は本腰を入れたのです。2022年5月11日、経済安全保障推進法が国会で成立、年内にも一部施行されます。バイオテクノロジーも間違いなく重要技術の一つとして調査対象となっています。ここで冷たい現実を申し上げますが、戦争や国民の生命・生活に対する脅威に対する危機意識高揚はイノベーションのエンジンでもあります。戦争は愚行で避けるべきことです。が、国民の安念と安全を確保する政府投資は歓迎すべきです。是非とも皆さん、この政府の動きを注視し、善用いただきたいと願っています。

ここからは申し訳ありませんが有料で全文をお楽しみ願います。

会員登録はこちらから

皆さん、お元気ですか?
まずはお知らせです。8月の宮田満のバイオ・アメージング(無料LIVE)はAIとバイオを取り上げます。8月29日に第二弾を生放送。気鋭のベンチャー、HACARUS(株)の藤原健真CEOをお招きして、「スモールデータからはじめる医療領域におけるAIの活用」をテーマに討議いたします。皆さんのご参加・ご質問を期待しております。
https://www.jba.or.jp/jba/seminar/se_02/_ai_2.php

ビッグ・ファーマとバイオ・ベンチャーの第二四半期の決算説明のラッシュです。実はこの機会に、パイプラインの整理を発表する企業が多いので、毎年、いつも注目しております。今回、ビッグ・ファーマが提携した中国のベンチャー企業の治験薬の審査を延長したり、治験データを米国食品医薬品局(FDA)が相次いで拒絶したりしました。それに伴う、パイプラインの整理が眼につきました。昨今の中国のゼロ・コロナ政策と米中緊張が背景にあります。我が国ではまだ中国市場や中国のベンチャーからの技術導入に関心を持つ製薬企業やベンチャーが多いのですが、ロシアのウクライナ侵攻以降、つまり今年の2月24日以降、世界が急速に分断されつつある事実を深く認識すべきであると思います。もはや“エルドラド”は中国には存在していないと考えております。

ここからは申し訳ありませんが有料で全文をお楽しみ願います。

会員登録はこちらから

皆さん、お元気ですか?
8月の宮田満のバイオ・アメージング(無料LIVE)はAIとバイオを取り上げます。8月29日に第二弾を生放送。気鋭のベンチャー、HACARUS(株)の藤原健真CEOをお招きして、「スモールデータからはじめる医療領域におけるAIの活用」をテーマに討議いたします。皆さんのご参加・ご質問を期待しております。
https://www.jba.or.jp/jba/seminar/se_02/_ai_2.php

専門家の間では、“若さの蛋白“と呼ばれていた網膜色素上皮由来因子(PEDF)が加齢によって分泌量が減少することから、眼の加齢の原因か?それとも結果なのか?長い間論争がありましたが、とうとう原因であることを米国国立眼科研究所(the National Eye Institute :NEI)のグループが証明、今週論文を発表しました。きっとModerna社が研究に着手していると邪推して、パイプラインをチェックしたら、まだ研究開発は行っていない模様。PEDFのmRNAや組換え蛋白質、遺伝子治療は加齢黄斑変性などの特効薬となる可能性があり、抗VEGF抗体の開発が袋小路に入った現在、今頃大慌てで開発に走る企業もあるのではないかと予想しています。

ここからは申し訳ありませんが有料で全文をお楽しみ願います。

会員登録はこちらから

皆さん、お元気ですか?

8月の宮田満のバイオ・アメージング(無料LIVE)はAIとバイオを取り上げます。8月9日に第一弾を生放送。理化学研究所 革新知能統合研究センターの杉山将センター長をお招きして、「バイオとAIの融合は可能か?」をテーマに討議いたします。皆さんのご参加・ご質問を期待しております。
https://www.jba.or.jp/jba/seminar/se_02/_ai_1.php

ペプチドリームは死なず。前回のコラムでは、単なる環状ペプチド・ライブラリーの供給メーカーから、ペプチド薬剤複合体(PDC)による創薬に踏み出したペプチドリームを取り上げました。今回はPDC以外の環状ペプチドや低分子による創薬の進展と成長因子活性を持つ環状ペプチドによって、再生医療支援産業に乗り出した新戦略に焦点を当てます。2回シリーズの完結編です。本当にペプチドリームは医薬品を開発できるのか?その疑問に答えます。

ここからは申し訳ありませんが有料で全文をお楽しみ願います。

会員登録はこちらから

皆さん、お元気ですか?
もうすぐ、満員締め切りになります。こんなにも次世代の食糧システムにご関心があるとは、正直言ってびっくりしております。培養肉からコオロギまで、次世代の食糧システムの全貌と課題を議論するLIVE討議(無料)を行います。後100人弱でシステムの限界で締め切ります。以下より詳細にアクセスの上、お申込み願います。
https://www.jba.or.jp/jba/seminar/se_02/post_293.php

ペプチドリームは死なず。一時、外資系投資ファンドの日本株からの戦略的撤退のあおりを受けて、2021年1月29日をピーク(6110円)に株価が急落、2022年7月12日現在、1550円まで落下しています。2022年3月28日に富士フイルム富山化学から放射性医薬部門を切り出したPDRファーマを買収、とうとう研究開発から販売網まで垂直統合した製薬会社へと変貌したにも関わらず、株価の低迷は続いています。では、ペプチドリームはもう限界なのか?それは否です。この1年半の時間は決して無駄ではありませんでした。マルチモダリティの商品化の波が製薬企業やバイオ・ベンチャーを襲う中、着実に独自のビジネスモデルを構築、今や反転攻勢に出る体制を整えていました。同社の舛屋圭一副社長を直撃、ペプチドリームの脈拍を確かめて参りました。2回に分けて報道します。

ここからは申し訳ありませんが有料で全文をお楽しみ願います。

会員登録はこちらから

皆さん、お元気ですか?

安倍元首相銃撃のニュースは、まるで外国のようなことが我が国でも起こることを意味しました。我が国の安全神話がかくも簡単に崩壊するとは、、、頑張って、頑強かつ安全な国に立て直しましょう。そのためには、皆が安心して豊かになることが必要です。財政出動による景気回復は不可欠でしょう。

昨日のMIYAMAN’S VENTURE TALK第2回「タカラバイオ仲尾功一社長」をご視聴ありがとうございました。700人以上の申し込みに感謝です。第三回は9月にペプチドリームの舛屋副社長をお招きしています。詳細分かり次第、共有いたします。

さてもう一つの連絡です。北海道経済産業局がビジネスプランコンテスト、第7回 NoMaps Dream Pitch 2022の募集を開始しました。提案者の居住地は問われません。今年から私も審査員に就任しました。是非、沢山のご応募を期待しております。
https://www.hkd.meti.go.jp/hokig/20220630/index.htm

七夕に、新型コロナに感染、重症化した患者と感染しても重症化しなかった患者の大規模全ゲノム比較研究の結果が発表されました。同日、小池東京都知事は感染第7波に東京が入ったと宣言しております。オミクロンBA.5へウイルス変異株が急速に交代すると同時に感染者数も増加してきました。しかし、問題はいかに重症化を防止するかにあります。やはり七夕にNature雑誌発表された23種の新型変異は重症化リスクを予測するために貢献するばかりか、新薬開発の標的探索にも大いに貢献する可能性があります。重症化さえ対処・抑制できれば、もういい加減飽き飽きしてきた新型コロナ・パンデミックの終焉が必ず見えてまいります。

ここからは申し訳ありませんが有料で全文をお楽しみ願います。

会員登録はこちらから

皆さん、お元気ですか?東京は台風のおかげで少しだけ酷暑が和らぎました。

私自身も恐る恐るですが、7月28日14時から16時、「食の多様化と行動変容~新しい食をいかにして消費者に受容してもらうか」無料LIVE配信を行います。ロシアのウクライナ侵攻で、あっと言う間に逼迫する世界の食糧が脆弱な基盤の上に存在することを痛感しています。培養肉、3Dプリンター食、コウロギ、、続々と現れる革新的な新食材をどう消費者に受け入れてもらう戦略があるのか?また、その必要性に迫ります。
https://www.jba.or.jp/jba/seminar/se_02/post_293.php

我が国の医療や医薬行政の根本問題に、症状第一主義というものがあります。新薬は患者の症状が改善してなんぼのものという考えです。ゴリゴリに固まった考えのために被害を受けてなかなか認可が下りない薬の屍は累々と存在しています。例えば、新型コロナ治療薬の「アビガン」(RNAポリメラーゼ阻害剤)や「S−217622」(メイン・プロテアーゼ阻害剤)です。両者はウイルスの増殖を抑制するために、血中のウイルス量を激減させますが、熱発や咽頭痛などの症状を抑止する効果は少なく、なかなか承認がおりません。塩野義製薬のS-217622は薬機法を改正してまで米国に倣って、緊急承認制度を新設したのに、肝心の審査委員会では(症状改善の)効果が未確定などの議論が続き、承認は早くても2022年7月20日にもずれ込んでいます。塩野義製薬は中国に製造申請をしたので、ひょっとしたら中国の後塵を拝するかも知れません。何故、疾患の原因となるウイルス量を減らす効果が明白なのに認可されないのか?症状第一主義(臨床第一主義)の弊害であると思います。確かに、ウイルス増殖とウイルス血症が症状を引き起こすタイミングは重要であり、感染後◎日と制限を付けるのは重要です。症状重視の治験でウイルス血症や身体内のウイルス量を減らすことが、症状の改善や後遺症の軽減などに貢献いることを証明することは容易ではないことは承知の上で、原因であるウイルス量削減に意味がないと判断することは、むしろ科学的根拠が薄いと考えています。

さてそうした旧弊の柵にがんじがらめの我が国の新薬審査にも曙光がさしてきました。暫く見落としておりましたが、骨髄性筋萎縮症(SMA)の核酸医薬「スピンラザ」(ヌシネルセン、バイオジェン・ジャパン)の無症状の乳児のSMA患者(SMA1遺伝子変異陽性)に対する適応拡大が、2022年3月28日に我が国で認められたのです。バイオテクノロジーの変化で、頑迷な我が国の症状第一主義にも綻びが生じてきたのです。これは今後の希少疾患やアルツハイマー病など発症まで長期間必要な神経変性疾患の新薬誕生を加速させる変化だと、私は歓迎しています。

ここからは申し訳ありませんが有料で全文をお楽しみ願います。

会員登録はこちらから

酷暑ですが、皆さん、お元気ですか?
7月7日12時からMiyaman’s Venture Talk vol.2『宮田満 氏とタカラバイオ仲尾功一 氏で、試薬から創薬への飛躍を縦横無尽に語る』をliveします。誰でも無料でご覧いただけます。既に550人超がお申込みいただいています。是非、下記よりお急ぎ願います。
https://www.link-j.org/event/post-4650.html

今週、我が国のAIが一歩進歩しました。ロボットとの結合によって、AIは能動的に世界を探索し、研究を進める存在となったのです。どうです、皆さん、ちょっと背筋が冷たくなったのではありませんか?

ここからは申し訳ありませんが有料で全文をお楽しみ願います。

会員登録はこちらから

皆さん、お元気ですか?
丁度、「宮田 満のバイオ・アメイジング~緊急対談:バイオのあの話題はこれからどうなる?!『XとYのミステリー~男はいずれ、いなくなる?!』」を終えました。北海道大学大学院理学研究院 黒岩麻里(くろいわ あさと)教授との刺激的なセッションが完了したところです。滅茶滅茶刺激的でした。今問題となっているLGBTに対する思い込みを分子レベルで一掃する痛快な対談でした。この暑い中、150人以上のご参加をいただき、質問も多数いただき、感謝しています。
https://www.jba.or.jp/jba/seminar/se_02/_xy.php

この有意義な対談は残念なことにアーカイブ配信されていないため、ポイントだけをご紹介いたしましょう。性は決して決定的なものではなく、遺伝や環境、加齢によっても揺らぐものです。1細胞毎の分析をすると、私達の身体は異なる必ずしもXXやXYの染色体が揃っている細胞で構成される訳ではないことも明らかになってきました。LGBTに対する偏見を分子生物学で晴らします。

ここからは申し訳ありませんが有料で全文をお楽しみ願います。

会員登録はこちらから