皆さん、お元気ですか?
いよいよ2021年5月23日(日)の午前1時キックオフのリーガエスパニョーラの試合は、サッカー選手にとって天国と地獄を見る試合となります。優勝を争うアトレチコ・マドリードとレアル・マドリードの決着に勿論関心もありますが、2部リーグ陥落を決める試合も真剣さが違うので、本当に好ゲームが期待できます。そんな試合を楽しむなんてある意味、観客とは残酷なものです。しかし、降格が決まったエイバルでは、乾選手が解雇されることが決まるなど、ポスト・シーズンのドラマがどの選手にも待っています。新型コロナの影響を受けた今シーズンも終わりを告げようとしています。以下が試合の日程です。降格が決まったチームが試合を投げることを防ぐため、残酷な同時刻開催となっています。
1:00 ウエスカ vs バレンシア
1:00 バジャドリー vs アトレティコ・マドリー
1:00 レアル・マドリー vs ビジャレアル
1:00 エルチェ vs ビルバオ
1:00 セルタ vs ベティス
1:00 オサスナ vs レアル・ソシエダ
1:00 エイバル vs バルセロナ

いよいよ米Moderna社と英国AstraZeneca社の2種の新型コロナワクチンの特例承認が決まり、我が国でもワクチン接種が本格化します。本日、我が家にもワクチン接種券が届きました。ワクチン接種で先行するイスラエル、英国、そして米国のリアルワールド・データを見る限り、新型コロナワクチンは重症化と感染の予防に効果が示しています。国民の60%が新型コロナに対する中和抗体を獲得すれば、集団免疫が成立し、やがて流行は終息します。やっと明るい光が見えてきました。しかし、こうした楽観的なシナリオが崩壊する二つの大きな懸念が残っています。第一は新型コロナウイルスの変異型の出現、そして第二は新型コロナウイルスの持続的な感染が保たれるウイルス・プールの存在です。後者は野生動物への新型コロナウイルスの伝播と地球上の経済格差によるワクチン低接種国の存在です。感染者数が多ければ、変異ウイルスの出現も増大しますので、この悪の連関を断たなくてはなりません。バイオインダストリー協会のバーチャルセミナーで、昨日、我が国では絶滅危惧種であるコロナウイルスの専門家、東京農工大農学部付属感染症未来疫学研究センターの水谷哲也教授・センター長にお話しを伺いました。水谷教授が考えている解決策を逸早く皆さんに共有いたします。

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皆さん、お元気ですか?
サッカーのイニエスタ選手はバルセロナの至宝でしたが、昨日から我が国の神戸の至宝にもなりました。同選手は年俸32億5000万円といわれる報酬を12億円減額しても、ヴィッセル神戸と2023年末までの2年契約を結ぶことを発表しました。誠にありがたい。この天才ミッドフィルダーからまだまだ日本の選手が実際の試合を通して学ぶことができます。年俸の減額は新型コロナで経営が苦しいヴィッセル神戸への配慮です。しかし、もう彼は億万長者ですから「神戸でキャリアを終えたい」」とまで言わせたのは、弱小チームだったヴィッセル神戸を成長させ、アジア・チャンピョン・リーグで優勝寸前のベスト4まで進めた実績を基に、次の2年間でアジア王者にまで育て上げるという意欲でした。「前進を止めた人は既に老いた老人に他ならない」。イニエスタ選手から学ぶことは本当に多いのです。ご注目願います。

緊急事態宣言が延長されました。最大の問題は大阪府などで起こっている医療崩壊です。これを防ぐためには、言うまでもなく地域の医療機関の連携とそれに対する資金的・人的支援が必要です。しかし、もっと根本的な問題解決は、中等症の新型コロナ患者を治療して、重症患者数を抑制すること。その切り札こそが新型コロナウイルスの中和抗体です。米国では既に3種の中和抗体カクテル製剤が、今年3月までに米国食品医薬品局(FDA)から緊急使用を認められています。TV・新聞などのマスメディアではワクチン接種ばかりが喧伝されていますが、米国政府がワクチンと抗体医薬の2正面作戦を取り、我が国より二桁も感染者数が多いカオスから科学的に新型コロナを着実に制圧しつつあることをもっと認識すべきです。おっとり刀で我が国の政府は中外製薬(スイスRocheグループ)から抗体カクテル製剤を調達する契約を結んだことを、2021年5月10日に発表しました。それはある意味で前進ですが、国民は再び落胆せざるを得ません。舶来のワクチンと抗体に国民の命をゆだねるしかない、この惨状に目を覆わざるを得ません。20世紀後半に生活習慣病の低分子薬で世界を席巻した我が国の製薬企業は、新型コロナ・パンデミックでは何故こんなにも無力なのでしょうか?

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皆さん、お元気ですか?
錦織選手、復活の手ごたえを得たはずです。バルセロナ・オープンの3回戦で世界ランク3位のナダル選手とセットカウント2:1で敗退しました。1セット目は0:6と1ゲームも取れぬ惨状でしたが、2セント目は2つのタイブレイクを制し、6:2で奪取、残念ながら第3セットは6:2で失い敗戦。しかし、レッド・クレイの王者、ナダル選手に1セットを獲得したことは自信につながりました。ちょっと心配なのは、完璧な時の錦織は最終セット奪取率が世界最高であったほど粘り強かったのですが、まだその粘りが復活していないことです。治療で遠ざかったため、体力と試合勘をまだ取り戻していないのか、それとも天才とは言え、時には逆らえないのか?今年はドキドキしながら試合を見ることになります。

新型コロナウイルス・パンデミックの第4波に対する東京都と関西圏の緊急事態宣言が2021年4月25日にも発令されることが決まりました。ここまで地球上の感染者数が増加すれば、変異ウイルスの出現頻度は増加します。加えて、オリンピックや近隣諸国、そして経済界に遠慮した我が国のルーズな国境措置によって、国内外で出現した変異ウイルスは我が国に必ず押し寄せてきます。今朝も2重変異を持つインド型の変異ウイルスが都内で発見されたと、TVニュースが騒いでおりますが、これはもう日常のことになることは避けられません。少なくとも全国民がワクチンを接種するまでもう1年間は必要だという意見が正しいとすると、厳しい行動制限に加えて、私達は重症化患者を見分ける診断薬と治療薬の発掘に努めないと、今大坂が直面している医療崩壊が全国に飛び火する医療カオスを経験することになります。

米国国立衛生試験場(NIH)が、今力を入れているは治療薬の開発です。今週、ひょっとしたら新型コロナの変異株に対抗する最終兵器になるかも知れない、新型コロナウイルスに対する完全ヒト型ポリクローン抗体の治験を始めました。「どうも懐かしい」感じがしたので、調べてみたらこの革新技術の源泉は日本にありました。幻のmRNAワクチンの頓挫に加えて、ここでも我が国は技術革新の種を育て得なかった。まったく地団太を踏む思いです。この30年間我が国が国際競争力を失い続けた理由をここに見ます。優れた未来の技術シーズやそれを推進し私達の未来を生むイノベーターを、何故私達は踏みつけにしてしまったのか?子供たちの未来のために、日本は今変わらなくてはなりません。

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皆さん、お元気ですか?
松山選手のゴルフ・マスターズ優勝の余韻は我が国を揺るがせています。
しかし、1年間しか優勝者の証であるグリーン・ジャケットは着用することができず、返還すると伺い、ちょっとびっくりしています。こうなれば、松山選手には連続優勝に是非とも挑戦していただきたいと願っています。3回優勝すれば、グリーン・ジャケットは交渉次第では確保し、我が国の松山選手のホームコースに飾れるのではないでしょうか?大きな挑戦です。

新型コロナ・パンデミックの第4波で大阪など関西圏は医療崩壊に瀕しています。東京も感染者が1000人に迫っており、ゴールデン・ウィーク前には冗談ではなく、緊急事態宣言を真剣に検討せざるを得ない事態です。かつてスペイン風邪の流行の時は3年間流行が収まりませんでした。mRNAワクチンのおかげで先進諸国は来年には流行を抑制できる可能性がありますが、ウイルスの変異速度次第です。暫くは憂鬱な状況が続きます。しかし、被害にあわれた方には気に障る表現になって誠に申し訳ありませんが、新型コロナ・パンデミックは悪いことだけではありません。mRNAワクチンという技術革新を実現しただけでなく、今ヒトの免疫のメカニズムの理解とそれにたいする新しい治療薬・ワクチンの開発が急速にドライブされているためです。今週、米国国立衛生研究所(NIH)はそれを象徴する新薬の治験に着手しました。ポスト・コロナの時代には、次世代の癌免疫療法、敗血症なども含めた感染症の治療薬、ワクチン、そして多分、アナフィラキシーや自己免疫疾患などの新薬開発が進むはずです。逆にこの災いを福となす努力こそが、私達の未来を明るくするのです。

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皆さん、お元気ですか?
今週は盛りだくさんで仕事する暇を見つけるのが、皆さん大変ではなかったでしょうか?まず、サッカーです。なでしこジャパンが美しい新国立競技場初の試合を行いました。オリンピックを想定した国際親善試合で、7:0でパナマ代表を下し、勢いを付けました。しかし、テスト・マッチとは言え、もう少し歯ごたえのあるチームを招聘できなかったのか?ちょっと疑問です。また、リーガ・エスパニョーラでは伝統の一戦、クラシコで試合巧者のレアル・マドリードが2:1でバルセロナを下しました。明らかに監督の采配の差が出た試合でした。アトレチコ・マドリードはベティスと1:1の引き分けに終わり、勝ち点差1点差ずつで、レアル、バルサに突き上げられる状況になりました。そして、スアレス選手、デンベレ選手、Jフェリックス選手の主力3フォワードが怪我で試合に出れないという絶対絶命のピンチに曝されています。今期は楽勝かと思われたアトレチコは風前の灯です。そして、最後はゴルフのマスターズの栄冠を手に入れた松山選手です。テレビの解説者(中島選手)が感涙にむせび泣く、空前絶後の放送でした。この放送で日本のゴルフ関係者の心の底からの歓喜を感得しました。池江璃花子選手ではありませんが「努力はいつか報われる」。ゴルフは不得意ですが、関係各位の努力に敬意を表したいと思います。おめでとうございます。

英国が既に全国民の半分、そして米国は5月中に全国民に新型コロナワクチンの接種を完了する見込みです。これに比較して、我が国はまだ対象者(16歳以上の国民)の1%にしか接種が進んでいません。国民は新型コロナワクチンの接種を心から待望しています。そして常に頭に浮かぶのは、何故、新薬創製能力のある世界10数か国の一角を占める我が国で何故、国産新型コロナワクチンを開発・供給できないのだろうか?という疑問です。

日経ビジネス2021年3月30日オンライン版で塩野義製薬の手代木功社長(日本製薬工業協会会長)が、その理由を「欧米で接種が始まっているメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンにしても、ウイルスベクターワクチンにしても、日本にそうしたプロジェクトをやるベンチャーや製薬会社がなかったのは、産官学でそうした基盤を育ててこなかったからです。その点については、欧米に学ぶところは多いと思います」と解析しています。しかし、残念ながらこの発言には誤解が一か所だけあります。我が国には、5年前には世界最高水準のmRNAワクチン「モックアップ・ワクチン」プロジェクトが存在していたのです。今回のメールでは何故、このプロジェクトが米Pfizer社・独BioNTech社の「コミナティ」(トジメラン)や米Moderna社のmRNA-1273(2021年3月に我が国でも武田薬品が販売申請)に代わって、我が国の国民に安寧を与えることができなかったか?その理由を探ります。米Pfizer社のコミナティの2021年の全世界市場売り上げは2480億ドル(27兆1600億円、1ドル=109.5円)と推定されています。みすみす我が国の製薬企業はウルトラ・ブロックバスターを取り逃がしてしまったのです。

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皆さん、お元気ですか?
ワールドカップ・アジア予選で、サッカー日本代表がモンゴル代表を14:0で打破しました。欧州のメディアなどでは「情け容赦ない」と評したところもありましたが、手を抜かない日本、そして自身の生き残りもかかった日本代表の個々の選手の心情としてはやむを得なかったのではないでしょうか?日本代表はかつてフィリピン代表を15:0で下したこともあります。

新型コロナウイルスのパンデミックに人類が対抗する第二段階に入りました。パンデミックの問題は、変異型の出現によって流行が再び立ち上がり、診断薬やワクチン、そして治療薬(抗ウイルス剤)に対する抵抗性を示す可能性があることです。事実、世界中に感染が拡大した結果、今や武漢型ではなく、英国型、南ア型、ブラジル型、フランス・ブルターニュ型など多様な新型ウイルスの変異株が流行の主流となりつつあります。我が国でも英国型変異株が神戸でクラスターを発生するなど、全国各地に世界中から変異型ウイルスが侵入しつつあります。勿論、RNAゲノムを持つこのウイルスはRNA合成酵素によって増殖する度に複製され、変異を生んでいきます。日本でも変異型は発生するのです。今や変異型の出現と人類はそれに対抗する診断薬、ワクチン、治療薬の開発スピードで競う第二段階に入ったのです。昨日、米Moderna社が南ア型ワクチンの治験を米国で始めたというニュースが飛び込んできました。日本ではタカラバイオが変異型を検出するPCR検査薬を発売しました。第二段階の感染を制圧するためには、技術開発に加えて許認可の規制緩和(時間短縮)も必要です。Moderna社がどんな治験を行うのか、是非情報を共有いたしましょう。日本の国運を懸けた新型コロナのmRNAワクチンの治験も先月始まったところです。

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皆さん、お元気ですか?
オリンピックを戦うU24のサッカー・チームが快挙です。なんと南米予選1位のアルゼンチン・チームを3:0で撃破したのです。2021年3月29日は日本のサッカー史上でも記念すべき一日となりました。アルゼンチンは国際級の当たりで後半追い上げを試みましたが、逆に日本選手のハード・コンタクトに倒されるありさま。後半は圧倒的に日本チームがボールを支配し、まったくアルゼンチンに勝ち目はありませんでした。次ぎにオリンピックで対戦する時には日本チームに対する恐怖心すら植え付けられたのではないでしょうか?しかし、2日前の第一戦は0:1で敗戦、まったく日本チームが持ち味を出せず惨敗を味わいました。試合後のインタビューで「第一線のリベンジを選手同士で誓い合い、それを果たした」と久保建英選手が躊躇いなく話しました。マラドーナ選手を生んだアルゼンチンに臆することなく倒した24歳以下の日本代表のなんとも頼もしいこと。ぞくぞくしました。基本的に東京オリンピック開催には懐疑的ですが、サッカーの試合だけはやるべきだ、なんて調子のよいことを考えてしまいます。それにしても日本のTV局の性根は座っていません。第一戦は地上波で流したのに、第二戦はBSで密(ひそか)に放送していました。見逃した読者も多いのではないでしょうか。まったく残念です。素晴らしい試合でした。

朗報です。新型コロナに対するmRNAワクチンが感染も予防する効果があることを、2021年3月29日、米国疾病管理センター(CDC)が発表しました。現在、我が国で接種が始まった米Pfizer社・独BioNTech社の「コミナティ」(トジナメラン)、そして年内には特例承認が予定されている米Moderna社・武田薬品のmRNA-1273共に、発症抑制と感染予防効果が確認されたのです。声を大にして言いたいのですが、少なくとも新型コロナのmRNAワクチンは季節性インフルエンザ・ワクチンとは異なり、感染予防効果があることが判明したのです。インフルエンザ・ワクチン並みの効果だと高を括ることは止めるべきではないでしょうか?フランスに次いで世界で二番目にワクチン接種に危惧を抱いている我が国の国民も再考すべきエビデンスが出てきたのです。それもこれも接種者を追跡調査したリアルワールド・データの賜物です。我が国でも新型コロナ・ワクチン接種者のレジストリーと追跡調査を行う必要があります。国民が安心してワクチン接種を受けるためのインフラです。今後のワクチン行政には不可欠だと考えます。いずれにせよ、これによってワクチン接種者を増加させれば、集団免疫を獲得して、再び安心な世界を取り戻すことができる希望がでてきました。残る問題はウイルス変異とワクチン開発の追い駆けっこに勝つことです。ワクチンの許認可の規制緩和も不可欠であると思います。

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皆さん、お元気ですか?
UEFA U-21が始まりました。これから(あるいは既に)欧州のサッカーをけん引する俊才が集まる国別対抗性です。まったく涎がでるような好試合が設定されており、本当に眠る暇がありません。日本に住んでいることのハンデに苦しむ一週間です。でもそれ以外はやはり日本に住んでいることが良い。特に今、桜の満開の下、心が浮き立つ気分は地球のどこの場所でも得られぬものだと思っています。

雨ニモマケズ、風ニモマケズ、、、、これはもうまるで宮沢賢治の世界です。新型コロナ・パンデミックという未曽有の事態下でも、山形県鶴岡市のメタボローム研究「鶴岡みらい健康調査」は着々と進んでいました。山形県と宮城県は現在、感染者急増で独自の緊急事態宣言を今週発令したところです。そのため、東京の慶應大学の支援で始まった2012年4月から始まった世界最大のメタボローム・コホート研究は地元の関係者を中心に進められ、今月参加者1万人のゲノム解析が完了します。ゲノムとメタボローム(代謝産物の悉皆解析)を併せ持つ疫学研究のプラットフォームが完成目前です。是非、ご注目願います。

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皆さん、お元気ですか?取材が長引き、1日、皆さんにコラムを送信することが遅れました。タイムリーに情報を共有したかったのでご容赦願います。

世の中には、上には上があるものです。UEFAチャンピョンズリーグ準々決勝第二戦でアトレチコ・マドリードはチェルシーに0:2で負けました。2戦合わせて0:3、まさに完敗です。パスの出どころを高い位置からのプレスで塞ぎ、シメオネ監督が勝敗の鍵を託したスアレス選手は最前線でまるででくの坊のように歩いているだけでした。チェルシー、恐るべし。世界で最も強いとされるプレミアリーグのチームが、決勝を制しそうな勢いです。アトレチコマドリードはゆっくり休養して、リーガエスパニョーラの優勝に専念すべきだと思います。

昨日、菅首相は2021年3月21日から二回目の緊急事態宣言を全面解除すると宣言しました。新鮮味と緊迫感を失った緊急事態宣言は確かに賞味期限切れでした。既に先週と比べ、各曜日で東京都の新型コロナウイルスの感染者数は増加を示しています。しかし、リバウンドは避けられません。東京大学の研究者のシミュレーションでは、5月のゴールデン・ウィークには三回目の緊急事態宣言を発令しなくてはならなくなりそうです。政府も当然、リバウンドを押さえこむ5つの対策を合わせて発表しましたが、これが見事に急所を外してしまったのです。政府の新型コロナ対策の関係者からは「もう打つ手なし」という声まで漏れてきました。一方で、経産省や国土交通省は、GO TO TRAVELの段階的な再開に動いています。この政府の無策によるカオス的な状況を救うのは、皆さんの足下を流れている下水中の新型コロナ検査にあると私は確信しています。驚く読者は多いと思いますが、胃腸炎の原因であるノロウイルスの流行を下水検査と市民への情報共有で、仙台市と東北大学は制圧しつつあります。まったく同じテクノロジーとシステムを、少なくとも首都圏で適用できれば、私達にも明るい未来が見えてきます。しかも良いのは、下水検査でその地域の流行終結も分かることです。この情報と病床の逼迫度を合わせれば、誰もが納得がいく非常事態宣言の発令と解除を政府ができると考えます。

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皆さん、お元気ですか?

困ったことに記事を書けば書くほど、アトレチコ・マドリードのファンであることを強く認識するようになりました。昨シーズンのバルサ狂いは何だったのか?まったく酷いファンもいたものです。でも、こうなったのはメッシ選手の親友だったスアレス選手を「年寄りだ」の一言で放出した愚かな監督とフロントの責任です。さて、過密日程の中3月13日に行われた第27節アトレチコvsヘタフェ戦は0:0の引き分け、終了間際のベンゼマ選手の値千金のゴールで勝利したレアル・マドリードが勝ち点で6点差に近づいてきました。しかし、アトレチコにとっては、あれだけ引いて守ったヘタフェ戦は引き分けで良いのです。今週水曜日に予定されているUFEAチャンピョンズ・リーグのチェルシー戦に集中して欲しいと願っています。

イノベーションは止まらない。英語で書くと、まるで富士フイルムが今テレビで展開しているCIのコマーシャルそのものになってしまうのが癪ですが、それはまさに真実です。そして決して止めてはならないのです。我が国の大手企業はかつてのソニーなど一部の企業を除き、欧米で起こったイノベーションのコスト削減による成功体験しかないので、永続的にイノベーションを続けなくてはならないという発想が薄く、ついクリームスキミング(利益重視)に走り、結局は同じ市場の成熟によって早期に製品寿命の終息に辿り着いてしまいます。イノベーションの波に形だけ乗っても、次の波には乗れないのです。
新型コロナワクチンの開発が酣になってきましたが、このイノベーションも止まらない。なんと、mRNAワクチンで先陣争いを繰り広げている米Moderna社が、次世代の新型コロナワクチン、mRNA-1283の治験を、2021年3月15日に米国で着手したのです。同社はこの次世代ワクチンで我が国の市場に上陸しようという戦略もほの見えてまいりました。皆さん、もたもたしている時間はないのです。我が国の国産新型コロナワクチンもこのmRNA-1283と対抗する戦略転換を強いられるのです。

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