2021年1月5日、東京都の新型コロナウイルスの実効再生産数は2.2を上回った。前日より0.4の増加である。急速にデルタ株からオミクロン株へと変異株の交代が進み、まさに感染第6波は空前絶後のスピードで日本を襲いつつある。2021年を振り返り、2022年のバイオを占うためにも、新型コロナパンデミックによる変化をまずは見逃すことができない。まずは新型コロナが一体何を変え、なにを変えつつあるのか?解析することから、いささか皆さんへきへきとしていると思いますが、今年のバイオの展望の口火を切ります。

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皆さん、メリー・クリスマス。
クリスマス・イブがクリスマス・イブニングの意味だということを67歳にして知りました。イブは前夜祭だと思っていたのですが、クリスマスが誕生した頃は1日の始まりは日没から始まっていたようで、クリスマス・イブはクリスマスが始まったということを意味していました。さて、最後のメールは、新型コロナ・パンデミックから私達は何を学んだかをまとめてみました。実は午前中に国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所(NIBIOHN)の運営評議委員会に参加しており、そこで「何故、我が国は新型コロナ・ワクチンの開発でこんなに欧米に水を開けられたのか?」と評議員の大学教授に詰め寄られた米田悦啓NIBIOHN理事長が「用意ができていなかった。我々は専門家を探すところから新型コロナ・ワクチンや医薬品の開発準備に着手しなくてはならなかった」と証言したことが刺激となりました。これは全く尾身茂分科会長の意見と同じだったのです。人類を襲った災難から私達は何を学び、何を学んでないか?1年の締めくくりに考えてみました。人類は失敗から学んで生き延びてきました。日本人はこの災難から果たして何を学んだのでしょうか?

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皆さん、お元気ですか?
今月、世界第2位の上場投資信託(ETF)運用会社である米Direxion社がRNA医薬を開発する上場企業(米、カナダ、欧州市場)の株式を集めたETF、Direxion mRNA ETF(Ticker: MSGR)を組成、米国で2021年12月9日に上場しました。mRNAと銘打っておりますが、siRNAやmiRNA医薬を開発しているベンチャー企業も含んでいました。このETFを調べてみると、ものすごい勢いでmRNAベンチャー企業の株価総評価額が膨張していることをに気が付きました。株式市場は今後の企業成長の期待値を示す先行指標です。米国でのmRNA医薬フィーバーを皆さんと今回は共有したいと考えています。

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皆さん、お元気ですか?
2021年12月13日から本格的な国会審議が始まった令和3年度補正予算。経済産業省分だけでも新型コロナのバイオ関連予算2800億円弱の予算が組まれています。しかも、こその中身は、デュアル・ユースやVC投資と合わせ技の創薬治験支援補助金など、画期的なものばかり。今回は一昨日、経済産業省生物化学産業課の佐伯耕三課長にインタビューしたホカホカの内容を皆さんにお届けいたします。
◎関連リンク
https://www.mof.go.jp/policy/budget/budger_workflow/budget/fy2021/20211125201916.html

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皆さん、お元気ですか?
最近、YouTuberとして露出し始めました。2021年10月1日に富山市で開催された「くすりのシリコンバレーTOYAMA創造コンソーシアム産学官連携シンポジウム2021」の動画が本日公開されました。本日のテーマである第二世代のmRNAワクチンの発表もご覧いただけます。私の登場は残り60分ですので、少し飛ばしてご覧願います。
https://bit.ly/3IivNGU

12月13日月曜日午後3時から1時間、竹山春子先生(内閣府ムーンショット型農林水産研究開発事業「土壌微生物叢アトラスに基づいた環境制御による循環型協生農業プラットフォーム構築」PM)と「ムーンショット型研究開発制度が目指す破壊的イノベーションと循環型協生農業プラットフォーム」に関してLIVE討議いたします。12月10日12:00申し込み締め切りです。下記からご登録願います。
https://www.jba.or.jp/jba/seminar/se_02/post_265.php

さて、本日は新型コロナワクチンの実用化で一躍定着したmRNAワクチンですが、既に第三世代が登場、治験が始まったことを報告します。米Moderna社は1回100μgmRNAの投与量でしたが、副反応を忖度して半量、50μgの治験を行っていました。米Pfizer社・独BioNTech社は30μgでした。しかし、全世界に供給する量を工業生産することは容易ではありません。そしてオミクロン変異の登場です。各社とも100日以内に提供できると宣言していますが、やはり投与量がネックになって、我が国への供給も遅れ、当初は2回接種完了後6か月後に投与が8か月に変わり、そしてもう一度6か月になるという現場に大混乱を招いています。既に、世界中のCMOがmRNAの生産ラインを増強することに殺到していますが、予断を許さない状況です。その量的壁(同時に時間の壁でもあります)を突破する第二世代、加えて更に安全性を考慮した第三世代のmRNAワクチンが我が国で治験入りしました。今回の技術突破はmRNA医薬はワクチン以外にもすそ野を急速に広げる可能性があるのです。

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皆さん、お元気ですか?
とうとう師走になってしまいました。バタバタしているうちに今年も残り1か月、焦りが募るばかりです。加えて新型コロナの変異型であるオミクロン株の出現で、株式市場やマスメディアは大騒ぎとなっています。しかし、もっとも情報が早く、選択できれば正確であるSNS上では意外にも冷静さを取り戻していました。本日はオミクロン株の現在までの最新情報を3つの疑問にまとめてみました。ひょっとしたら新型コロナの感染を終息させる変異型かも知れません。

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皆さん、お元気ですか?
2014年から尾身分科会長を議長に毎年開催してきた日経・FT感染症会議は、新型コロナパンデミックでその真価を発揮しつつあります。2021年10月27日から28日の朝8時から夜7時以降まで、産学官公から感染症対策のキーマンを集め、第5波までの感染症対策を総点検、多分、今年末から来年の1月にかけて襲う感染第6波への備えを広範に議論しました。このメールではバイオが関連する、何故第5波がここまで終息したのか、検査、デジタル・トランスフォーメーション、ワクチンについて報告します。全貌を知りたい方は下記の参考リンクに週末速報版、最終版は11月半ばに東京2021感染症ステートメントとして発表されますので、ご参照願います。

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皆さん、お元気ですか?
先週パシフィコ横浜で開催されたBioJapan2021の会場から刮目すべきニュースをお届けします。2006年にマウスのiPS細胞が樹立され、我が国でiPS細胞ブームが巻き起こりました。その時、政府は10年でiPS細胞を実用化すべく予算を確保しましたが、私は「20年から25年ぐらい必要だ」と主張した覚えがあります。ヒトのiPS細胞が私の予想よりかなり早く、2007年に樹立されたため私の予想は前倒しになりましたが、その20年目のiPS細胞の実用化がとうとう視野に入って来たのです。と、「新Mmの憂鬱、BioJapan2021、実用化までもう5年、続々と治験入りしたiPS細胞」というタイトルで記事を執筆していたのですが、今、本日のタイトルの緊急ニュースが入ってきましたので、来週の月曜日にiPS細胞の実用化の記事は譲り、日本政府と傘下の研究陣がやっとやるべきことをやった研究成果をお伝えいたしましょう。

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皆さん、お元気ですか?
読者のご愛顧により100回目の記事を送り届けることができました。月間500円で最新記事プラス、過去記事100本を読み放題です。10人まで同時アクセスできる法人購読も用意いたしました。是非ともご購読を検討願います。今後とも皆さんのご愛顧を期待しております。
https://miyata-bio.net/membership-join/membership-registration/ (個人購読)
https://miyata-bio.net/comp_member/ (法人購読)

さて、新型コロナパンデミックの制圧の道筋が見えてまいりました。鍵を握るのが新型コロナウイルスの経口治療薬です。2021年10月11日、米Merck社は世界の先陣を切ってモルヌピラビルの緊急使用を米国食品医薬品局(FDA)に申請しました。フェーズ3治験では軽症患者の入院と死亡のリスクを50%削減したと発表しています。一方、我が国の塩野義製薬は北海道大学と共同開発したS-217622で急追、年内にフェーズ2/3を終え、今年度中の申請を目指しています。新型コロナ制圧の終盤を制する両者の闘いを解析します。

現在、パシフィコ横浜で開催中のBioJapan2021の会場におります。会場からの最新コラムは金曜日にお伝えいたします。昨年より来場者登録は1.7倍に増えております。是非、会場でお会いいたしましょう。

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皆さん、お元気ですか?
自民党の新総裁に岸田氏が選出されました。第1回投票で1票差という見事な僅差で、下馬評の高かった河野氏を破り、決戦投票では257票:170票と差を広げて、圧勝しました。まったく、勝ち馬に乗る自民党総裁選を絵に描いたような結果となりました。岸田氏の最大の勝因は、長老支配を打破するため、党幹部の任期を1年、3期連続までと宣言、鮮烈な立候補に成功したことです。他の候補は立候補まで時間をかけたことも敗因となりました。国会により岸田新首相が選出され、次の衆議院選挙で自民・公明連立政権が成立することが濃厚になりました。私の期待は、総裁選での公約で景気対策・新型コロナ対策が打ち上げられ、令和3年度の補正予算が来年2月には成立することが確実であることです。これにより、我が国のバイオ産業に追い風が吹くと考えています。ところが、どうも我が国の新型コロナ国産ワクチンを開発している担当者に取材すると、皆さん、口をそろえて我が国政府の動きの遅さを訴えるのです。スポーツ用具メーカーの宣伝文句ではありませんが、Just Do it! 新首相に国民が心から望む一言です。

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