皆さん、お元気ですか?
卓球の男女混合ダブルス、ソフトボール、水泳女子200メートル、400メートル・メドレー、男女スケートボード・ストリートでの金メダルに刮目していました。感動が襲ってきました。感染拡大を尻目にオリンピック開催をしてよかったとすら思ってしまいます。しかし、一方で聖火台に点火したテニスの大坂選手はあっさり敗退するなど、どこかへ消えてしまった選手も多くいます。テコンドーや空手、柔道などプロ化していないスポーツはオリンピックならではの種目ですが、ワールドカップやグランドスラムなどオリンピック以上の国際大会がある種目はオリンピックで取り上げる意味が薄れています。同時に、アマチュアとプロの境目も今では完全に薄れてしまいました。スケートボード・ストリートの金メダリスト、堀米雄斗選手は6歳で既に11社のスポンサーがついていたと報道されていました。アマチュアが国際的な競争力を維持するには過酷な時代となったのです。スポンサーか?中国のような国家支援か?どちらかの選択が迫られています。これは民主主義か?それとも専制主義か?という選択にも置き換えられてしまうかも知れません。オリンピックを見ながら、こんなことまで思わなくてはならない今の緊迫した国際状況は誠に残念です。次ぎの北京の冬季オリンピックでこの軋轢は臨界点に達するのではないかと懸念しています。

東京オリンピックと重なり、報道は希薄ですが、2021年7月26日からアルツハイマー病協会国際会議2021(AAIC2021)が始まっています。今年のAAIC2021では米Biogen社とエーザイの抗Aβ抗体「Adhelm」の宣伝戦が繰り広げられています。Bloomberg誌の報道通りであれば、ある種の泥仕合の様相を呈しています。大手病院が採用を見送るなど、Adhelmにはまだまだ大きな崖が行く手を阻んでいます。どこまで、両社が力業でこれを突破するか?興味津々です。しかし、こうしたドタバタを尻目に、科学はどんどんアルツハイマー病制圧への歩を進めています。Biogen社はアルツハイマー病の次世代の治療ターゲットであるタウ蛋白質に対するアンチセンスDNAの治験結果をAAIC2021で初めて発表。ポストAdhelmに対する抜かりなき手を打って参りました。

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皆さん、お元気ですか?
東京オリンピックは福島で本日から始まりました。日本の女子ソフトボール・チームはコールドゲームで勝ちました。誠に幸先が良いですが、新型コロナの感染爆発の危機を孕んだオリンピックが無事に開催できるかは、まだ予断を許しません。しかし、事務局と政府の迷走著しく、開会式ではたった3日間で作曲された新曲か、今までの楽曲の転用でお茶を濁す有様です。真夏の東京で、オリンピックの迷走を楽しむ心境にまで皆さんもなかなか悟りを開けないのではないでしょうか?

かつてこのコラムで日本の宝と賞賛した東北メディカル・メガバンクの価値に我が国の製薬企業群もやっと気が付いたようです。産学連携で、15万人のゲノム・コホートの参加者の中から10万人の全ゲノムを解析するプロジェクトが2021年3月にスタートしたことを、2021年7月7日七夕に発表があったのです。このプロジェクトを実現するエンジンとなったのは、グローバル・ファーマに成長した武田薬品でした。いろいろ問題を抱えつつも、新薬開発における各国・地域ごとの集団ゲノム解析の重要さを認識したことは、世界の常識に追いついた企業であることの証明ともなりました。深く感謝したいと思います。この常識が我が国の製薬業界でも早急に当たり前になることを祈っています。

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皆さん、お元気ですか?
東京は物凄い日差しです。国立競技場は私の散歩コースですが、どんどん封鎖が始まって、オリンピックの前の厳戒態勢により、歩きにくいことおびただしい。無観客が決まった今、九州など全国の警察官を動員してここまで税金の無駄遣いをする必要はないのではないでしょうか?政治決断が遅れた分、余計な血税が垂れ流しになっています。ワクチン接種の遅れが、この無駄遣いの遠因となっています。さらに言えば国産ワクチンの開発の遅れが致命的です。政府は賢明に国産ワクチン開発の挽回策を立案、閣議決定しましたが、これまた的外れ。このままでは我が国は自国民を護るワクチンを自給できない二流国に成り下がります。是非、下記のリンクから2021年7月14日の記事をご一読願います。亡国に皆さんと一緒に加担する訳にはまいりません。
◎参考記事
新Mmの憂鬱、破壊的イノベーションmRNAの衝撃、風前の我が国のワクチン企業

東京では感染数が増加、鬱々とした気分は深まるばかりです。どうやらワクチン接種効果のおかげで重症者数・死者数が増えていないことだけが心の支えです。しかし、まだ国民の3割にしか接種できていない状況は、インド株など感染性が増強した変異株に侵入と合わせて、嘆息するしかありません。さて新型コロナに対する愚策続きで気分が落ち込んでいるところですが、何とか明るい話題をお届けいたしましょう。我が国の睡眠研究の二大天才の一人である東京大学大学院 医学系研究科システムズ薬理学教室の上田泰己教授がベンチャー企業、株式会社ACCELStarsを2020年8月に設立、3.3憶円のシーズ資金を調達、本格的に稼働することを2021年7月14日に発表しました。もう一人の睡眠研究の天才である筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構の柳沢正史教授も、2017年10月に株式会社S’UIMINというベンチャーを設立しており、とうとう我が国が世界をけん引する睡眠研究の実用化がベンチャーの二頭立てで走り出したのです。睡眠障害は幅広い中枢神経障害の原因や結果となるものです。今まで疾病の定義があいまいだった中枢神経系疾患のもやもやを、睡眠という切り口で精密定量計測し吹き飛ばそうという試みです。近く報道する予定ですが、関西にも画期的なイノベーションが起こっており、今までが難渋していたポスト抗がん剤の最大の焦点である中枢神経系疾患治療薬の開発の技術突破が定量的な脳機能解析から起こると考えています。世界で最も睡眠時間が短い我が国の宿痾を解決してくれると願っています。是非、皆さん、ご注目願います。

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サッカー欧州国別選手権EURO2020の決勝戦、イングランドvsイタリアが、英国ロンドのウェンブリー・スタジアムで日本時間月曜日早朝に開催されました。試合は息もつかせぬ好ゲームとなり、延長戦30分間でも1:1で決着がつきません。PK戦もし烈。両チームのキーパーが次々とPKを決める展開となりました。最終的には2:3でイタリアが勝利を掴みました。イングランドの最後のPKは新鋭の10代のSAKA選手で、イタリアのキーパーに阻まれ万事休すです。何故、10代の選手に5番目のキッカーを与えたのか?監督の差配にSNSは甲論乙駁で盛り上げってしまいました。でも、この悔しさがプロ選手を成長させる糧になると思います。SAKA選手の奮起を期待しています。

先週の金曜日に新型コロナワクチンの初回接種を受けました。確かに、注射部位周辺で炎症反応が起こったためか、若干鈍い痛みを感じました。しかし、翌日土曜日にテニスができましたので、大した副反応ではありませんでした。ワクチンは打つべきであるというのが結論です。問診の医師をインタビューした結果、mRNAワクチンのアナフィラキシーの主因は添加剤のポリエチレン・グリコール(PEG)であり、PEGが添加されている歯磨き粉や化粧品にかぶれた経験がなければ、副作用のリスクは低いとのこと。安心していただきたいと思います。
しかし、新型コロナウイルス・ワクチン国産化の遅れが、舶来ワクチンの気ままな供給に翻弄されて皆さんに不当なストレスを掛けているのではないでしょうか?我が国のワクチン企業が誇っていた世界的高品質を生み出してきた不活化ワクチン、弱毒化ワクチン、組換えコンポーネント・ワクチンなどの技術セットでは、新型コロナ・パンデミックに対応不能だったことを踏まえ、破壊的な技術革新であるmRNAワクチンの国産化が不可欠であると判断しています。この技術革新の波に我が国の企業が乗り遅れると、国内にワクチン・メーカーそのものが失われる危険性があります。感染症・パンデミック対策は国家のセキュリティの1丁目1番地です。私達は国家としてワクチン開発・製造力を喪失しかねない危機が、足下まで迫っていることに気が付かなくてはなりません。mRNAワクチンの開発プロジェクトを我が国はただちに立ち上げなくてはなりません。既得権を守るため、総論を言い立てている時間は残っていません。

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皆さん、お元気ですか?
前回のメールで予言したウクライナのサバレンカ選手がなんと準決勝で、チェコのスピルコバ選手に撃破されてしまいました。またしても、ウインブルドンの優勝者当てクイズに失敗してしまったのです。イレギュラーが多い芝コートの上ではどんなことでも起こる、というみじめな言い訳は申しません。とにかくサバレンカ選手は荒っぽいテニスでミスを多発しました。残る予言はジョコビッチ選手の優勝です。これもどうなりますか?自信喪失気味です。

これから新型コロナワクチンの初回接種を受けます。面白いことがあれば、次回のメールで報告させていただきます。さて、また米国食品医薬品局(FDA)と米Biogen社が迷走を始めました。アルツハイマー病治療薬の抗アミロイドβ(Aβ)抗体「Adhelm」(aducanumab)の添付文書を2021年7月8日に改定したのです。この他にもFDAの諮問委員会の委員が3人も抗議の辞任をするなど、科学をないがしろにしたお粗末な政治的条件付き認可の弊害が次々と現れています。実はこの記事を書くきっかけとなったのはBS放送で、自民党で最も医学的知識と判断に優れていると尊敬していた武見恵三参議院議員が「(患者の要望に応える)こういった新薬の認可があってもよい」という発言を聞いたためです。患者さんやそのご家族の切実な要望を認識した上で、再現性を担保できない政治的な認可は治療効果において患者さんの期待を裏切り、医療費の無駄を招き、さらには真の治療薬開発にブレーキを掛け、最終的には患者さんや国民に不利益を与えることを憂えたためです。また、企業にとっても短期的な売り上げ増につながるかも知れません、Biogen社もエーザイも一息つけたことは事実ですが、最終的にはクラス・アクションのリスクも孕み、現場で薬効が実感できなければ、長期的には投資を回収することも難しくなるでしょう。我が国の厚労省やFDAなどの許認可当局は、一般大衆の不人気を気にすることなく、一重に患者さんのことを考え、科学的判断に徹するべきであると考えます。

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皆さん、お元気ですか?
とうとう七夕を迎えました。今年も牽牛は新型コロナ・パンデミックに邪魔されて、天の川をカササギの橋を架けて渡ることができそうにありません。さて、昨日から新MmのサイトにGoogleから広告配信を受け付けました。とんでもない広告も出ておりますが、可能な限り、皆さんにお役に立つような広告を配信してもらうように、調整中です。是非「こんな広告は品格を下げる」などのご指摘をいただければ幸いです。しかし、暫く広告配信を眺めておりますが、本当にGoogleのAIは大丈夫か?と訝しるばかり。多分、これは当サイトが何か、情報不足のためのご判断です。バイオ関係の研究支援企業、バイオ関連VC、バイオ関連人材企業、バイオ投資関連企業などの広告も期待しております。是非、このサイトをご指名いただくか?問い合わせサイトから当方に直接お申込み願います。Googleにはどんどん、こちらからクレームを上げて、適切な広告を配信するようにいたしますので、皆さんも温かくお見守り願います。

ウインブルドン選手権は準決勝まで進んできました。贔屓のムルグサ選手とシフィオンテク選手を相次いでなぎ倒したジャバ―選手の巧みなショットはまさに嫌味な芝コートにぴったり。体幹を使って鋭く振りぬくシフィオンテク選手は滑るコートに脚を取られて、ウィナーが取れません。ジャバ―選手はナイジェリア出身、アラブ圏の選手で初めてグランドスラムの準々決勝に駒を進めました。アラブでは若者に熱狂的な支持を受けています。新型コロナ・パンデミックを克服した後、世界はさらに多文化・多極化することはテニスでも明白です。準々決勝では、ベラルーシのサバレンカ選手に撃破されたのは残念でした。大胆に予測いたしますが、女子シングルスは豪打で雄たけびを上げるサバレンカ選手が優勝すると感じさせるほど、芝にフィットしていました。どうなりますか?ご注目願います。

さて、先週開催された日本核酸医薬学会2021の会場から3番目で最後のトピックスをお届けいたします。今回の学会では核酸医薬のアキレス腱であるDDS(薬剤送達システム)が最大の焦点となりました。核酸医薬は作用機構も明解で、標的遺伝子さえわかれば、簡単に分子を設計合成できるプラットフォーム技術です。既に全世界では15種類の核酸医薬が発売されています。しかし、残る最大の問題は何しろ細胞に入らない。加えて、入っても肝臓、腎臓や脾臓などに集結し、自在に患部に送り届けることができないという欠点です。今回の学会では、前者の問題を解決できるかも知れない技術を名古屋大学が発表しました。これが本当だったら、核酸医薬の未来は更に明るくなります。

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皆さん、お元気ですか?
錦織選手、西岡選手。ウィンブルドンで2回戦敗退しました。すっかり寝不足で、視聴意欲も低下してしましましたが、後はフェデラー選手の活躍と贔屓であるシフィオンテク選手とムルグッサ選手、それに日本人の女子ダブルス・青山選手・芝原選手の活躍に期待することにいたします。女子ダブルスは金メダルも狙える可能性があると思っています。皆さんもご注目願います。

なるべく新しい情報をお伝えするため、今後は基本的に水曜日と金甌日に皆さんにニュースをお届けします。水曜日と金曜日が祝日の場合と年始年末、旧盆は休刊とさせていただきます。どうぞご了解願います。

さて今週開催された日本核酸医薬学会2021の会場から2番目のトピックスをお届けいたします。既に我が国でも米Alnylam Pharmaceuticals社が「オンパットロ」(パティシラン)をトランスサイレチン型家族性アミロイドポリニューロパチー(FAP)の治療薬として発売しております。しかし、世界初のsiRNA医薬の開発は実はそう簡単ではありませんでした。同社は一度、まったくオンパットロと同じ標的のsiRNA製剤の開発で挫折していました。今回の学会ではAlnylam社に14年も勤続している日本人化学者、Shigeo Matsuda氏が、オンパットロの開発に不可欠だったリピッド・ナノ粒子(LNP)の開発の詳細を発表しました。この発表を聞いている内に、今まで解けなかったオンパットロのDDS開発の謎がするすると解明されたのです。スッキリしました。

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皆さん、お元気ですか?
ウィンブルドンが始まりました。しかし、Londonも雨模様で、濡れた芝はスリッピィです。昨夜行われた試合で、2セット選手して芝の王者、フェデラー選手を追い詰めたフランスのアドリアン・マナリノ選手も、芝のコートで足を取られ、あえなくリタイアする羽目に陥りました。「彼が勝つ可能性もあった。僕は幸運だった」とフェデラー選手が試合後のインタビューで率直に答えていました。あれほど転ばないジョコビッチ選手も初戦でころころ転んでおりました。今年の芝の調子は今後の勝ち上がりに微妙な影響を与えるでしょう。実はEdinburghの芝コートでテニスした経験があります。まったく球は弾まないし、滑るし厄介なコートでした。芝コートを愛する英国人の気が知れません。

今週の火曜日までオンラインで開催されていた日本核酸医薬学会第6回年会で、第一三共が2021年3月からフェーズ1/2治験に入った新型コロナの国産mRNAワクチン、DS-5670の詳細がとうとう発表されました。その内容を速報でお知らせいたします。米Pfizer社・独BioNTech社と米Moderna社のmRNAワクチンよりひょっとしたら優れているかも知れないという内容でした。国産バイオ技術も捨てたもんじゃありません。

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皆さん、お元気ですか?
国別の欧州サッカー選手権UEFA-EURO2021は異常な盛り上がりを示しています。新型コロナの影響でクラブチームの財政が悪化、クラブの試合の質は今シーズンは今一つでしたが、ナショナルチームの国家対抗となると話は別です。昨夜のハンガリーVCドイツ戦は強豪のドイツにハンガリーが先行、このままでは決勝リーグ進出に黄色信号が灯ったドイツがギリギリで追いつく2:2の展開となりました。しかし、ドイツのラーブ監督は、疲れてきたハンガリーに対して、選手を次々と交代させ、マークの混乱を起こさせ、同点に追いつくという離れ業を示しました。誠に凄い監督でした。

さて新型コロナで世界中がバイオや先端医学研究の研究予算の増強に走っています。前回のメールで米国が健康高等研究計画局(ARPA-H)を創設することをお伝えしました。そうなると我が国の政府の動向が気になりますが、今年度の予算の目玉は10兆円の大学ファンドです。凋落著しい我が国の大学の研究をこれで立て直せるか?調べてみると大いなる矛盾が存在しており、下手をすると我が国の基礎研究力の息の根を止めかねない危険があることが判明、この懸念が杞憂に終わることを祈り、皆さんと共有いたします。

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皆さん、お元気ですか?
ウィンブルドンの予選が始まっています。今朝、贔屓の選手が予選敗退したニュースが届きました。ポスト錦織選手を狙う若手選手の本選出場を願っているのですが、今年は実現しそうにありません。加えて、ナダル選手が出場辞退を発表しており、全仏を途中棄権してまで備えている芝の王者であるフェデラー選手とチチパス選手やズべレフ選手など若手急成長選手の闘いが焦点となりそうです。世代交代が実現するか?注目です。

新型コロナ・パンデミックの影響は至る所で姿を現しつつあります。アメリカ同時多発テロ事件(9.11)の後、バイオテロ対策の予算が急増し、感染症やワクチンを開発するバイオ企業が多数誕生しました。当時、衰退の極みであった感染症研究が復活し、バイオ技術革新が浸透した結果、新型コロナ対策の基盤を形成しました。今回の新型コロナ・パンデミックで米国は基礎研究予算を20%増額、加えて3年間で65億ドルもの予算を投入、健康・医学研究成果の産業化の橋渡しをする健康高等研究計画局(ARPA-H)の設立に踏み切りました。Science誌2021年6月22日号にその概要が投稿されました。ARPA-Hのお手本は防衛力強化を図るための国防高等研究計画局(DARPA)。インターネットやGPSの実用化に成功した実績を誇ります。新型コロナ・パンデミックで感染症や医療が国家の安全に深く影響することを認識した結果です。我が国でも対応を誤ると、米中にバイオテクノロジーの研究開発で更に水を開けられる危険性があります。経産省・文科省・厚労省の縦割りに戻ったかの如き第二期の日本医療研究開発機構と内閣府が取りまわす10兆円(最終的に)大学ファンドの在り方を再吟味する必要があると考えています。このままで良い訳がありません。

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